メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

園田涼インタビュー(上)

この時代にこそ意義ある『LOVE SONG COVERS』コンサート!

橘涼香 演劇ライター


 2019年12月に開催され、昭和歌謡から平成J-POPのLOVE SONGの名曲たちを、ストリングスの生演奏でアーティストたちが熱唱し、大好評を博した『LOVE SONG COVER with Strings』が更にパワーアップ!選曲の対象を“世界中のLOVE SONG”に広げ、世界に愛のエールを送ろう!というコンサート『LOVE SONG COVERS the WORLD 2020』~世界に届け! 愛の歌でエールを送ろう!~が、9月25日(金)18時半から、なかのZEROホールで開催される。

 世界の共通言語である音楽を通して、国境を越えて人々を勇気づけ、愛の歌で世界をひとつに!というこのコンサートシリーズのテーマは、今世界が直面している新型コロナウィルスの脅威さらされている人々へ、音楽の力を信じてパワーと愛を届ける貴重な機会となる。

 そんなコンサートで音楽監督と、演奏を務める園田涼が、ステージに賭ける意気込みと、音楽家としての自身が「音楽の力」をどう感じているかを語ってくれた。

生の拍手に「これがないと生きていけない!」と感じた

拡大園田涼=宮川舞子 撮影

──6月から延期になっていた待望のステージが、9月25日に開催されることになりましたが、今の想いから聞かせて下さい。

 新型コロナウィルス感染拡大防止の自粛期間が明けてから、7月半ばに初めての舞台に立ったんです。もちろん客席は半分で、お客様は全員マスクをつけていらっしゃるという、これまでとは全く違う光景だったものの、やはり何カ月ぶりの舞台に立てて、皆様から拍手を頂けた時に「あぁ、これがないと生きていけない!」と強く思いました。人の前で音楽を届けられる喜びというのを実感しているので、このコンサートもとても楽しみにしています。

──送る側の私達も「拍手ができる!」という喜びには大きなものがありますが、やはりステージでも拍手は特別なものだったのですね。

 個人的に配信コンサートもやっていて、コメント等からも直接パワーを頂きましたし、生のコンサートとは違うつながりや可能性も感じています。今まで僕のコンサートに足を運んで頂くことが難しかった、東京からはとても遠い地域の方が、配信をきっかけに僕のCDを注文して下さったりもしていて、配信にチャレンジしたからこそ、日本全国にこんなにも音楽が広がっていくんだと感じています。それはピンチをチャンスにと言いますか、この状況をできるだけポジティブに捉えようとしている部分でもあるんです。

 でも一方で、舞台に立って同じ空間の中で頂けた拍手のありがたさ、コンサートが開けるということが決して当たり前ではなかったんだ!という尊さも改めて感じていて。マスクも必要なくなり、キャパいっぱいのお客様をお迎えできる日がいつになるのか、今はまだわかりませんけれども、その日に向かって一歩、一歩、聞きにきて下さるお客様への感謝を込めて演奏したいという気持ちが強いです。

「音楽と言葉」を持つ歌の力の大きさ

拡大園田涼=宮川舞子 撮影

──そんな状況の中で開催されるこのコンサートのテーマが「世界に届け、愛の歌でエールを送ろう!」という貴重なものですが、園田さんご自身が音楽に感じている力とは?

 僕はピアニストですから、このコンサートでは歌手の方達の伴奏を務めるのですが、やはり「音楽と言葉」を持つ歌の力にはすごいものがあるなと。中でも今回はバラエティ豊かで、素晴らしい実力の持ち主の歌い手の方々が揃って出演されるので、彼、彼女たちが歌う「LOVE SONG」は、この時代だからこその説得力を持つと思います。特に僕はこの自粛期間中に、今マイケル・ジャクソンが生きていたら、ジョン・レノンが生きていたら、どんな歌を歌ったのだろうか?をすごく真剣に考えたんです。

◆公演情報◆
LOVE SONG COVERS the WORLD 2020
〜世界に届け!♥ 愛の歌でエールを送ろう!〜
2020年9月25日(金) なかのZERO 大ホール
公式ホームページ
音楽監督:園田涼
演奏:ソノダオーケストラ
演出:浜田和孝
出演(五十音順):エリック・フクサキ with dancers from ZEAL STUDIOS、川島ケイジ、沙央くらま、日野真一郎(LE VELVETS)、宮澤佐江、夢咲ねね、LEN
 
〈園田涼プロフィル〉
 大学に在学中にプロ活動を開始。ソノダバンドを経て現在は様々なアーティストやドラマ、CMなどへの楽曲提供やサポート、東大から音楽家という一風変わった経歴を活かして新聞、雑誌への執筆など幅広い活動を行う。2016年、新ユニット「三角関係 feat. 三浦拓也」、2017年10月、自身が主宰する「ソノダオーケストラ」を始動。作曲・編曲を自身の核としつつ、演奏においてもポップスやロックはもちろん、歌謡曲からミュージカル、フルオーケストラとの共演まで、どのジャンルに対しても自分の音を追求しながら演奏活動を続けている。
Official Site
Official Instagram
Official Twitter
Official Facebook
Official YouTube Channel

・・・ログインして読む
(残り:約984文字/本文:約3136文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

橘涼香

橘涼香(たちばな・すずか) 演劇ライター

埼玉県生まれ。音楽大学ピアノ専攻出身でピアノ講師を務めながら、幼い頃からどっぷりハマっていた演劇愛を書き綴ったレビュー投稿が採用されたのをきっかけに演劇ライターに。途中今はなきパレット文庫の新人賞に引っかかり、小説書きに方向転換するも鬱病を発症して頓挫。長いブランクを経て社会復帰できたのは一重に演劇が、ライブの素晴らしさが力をくれた故。今はそんなライブ全般の楽しさ、素晴らしさを一人でも多くの方にお伝えしたい!との想いで公演レビュー、キャストインタビュー等を執筆している。

橘涼香の記事

もっと見る