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コロナに仕事を奪われて、配信で浪曲やってみる?

ライブ配信奮闘記(上)

玉川奈々福 浪曲師

強力な援軍名乗りを上げる

拡大配信を支えてくれる(左から)TAKEさん、助っ人の田代さん、田島空さん

 「配信やりませんか」のお誘いはいくつかありました。

 お断りしてました。

 浪曲は、落語や講談とは、ちょっと違うんです。

 物語を語る芸ではあるんですけれど、ひとくちに言ってしまえば「声」ひとつが要の芸なのです。

 極端に言えば。

 たとえその物語が、大した事件の起きないつまらないものであったり、説教臭い通俗的なものであったり、現代の価値観とは合わない古臭いものであったとしても。

 とんでもない身体能力を持つ浪曲師が腹底から声を張って一席語ると、その声の渦に巻き込まれて、物語なんかよくわかんないけど、滂沱(ぼうだ)の泪が流れている……。

 そういう芸なんです、浪曲って。

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筆者

玉川奈々福

玉川奈々福(たまがわ・ななふく) 浪曲師

横浜市生まれ。出版社の編集者だった94年、たまたま新聞で浪曲教室のお知らせを見て、三味線を習い始め、翌年、玉川福太郎に入門。01年に曲師から浪曲師に転じ、06年、玉川奈々福の名披露目をする。04年に師匠である福太郎の「徹底天保水滸伝」連続公演をプロデュースして大成功させて以来、数々の公演を企画し、浪曲の魅力を広めてきた。

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