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演劇ポスターVRが、都市の記憶と時代を語る

名品そろえ、ポスターハリス・カンパニーが公開

山口宏子 朝日新聞記者

横尾、粟津、宇野、平野……圧巻のアングラ世界

拡大横尾忠則デザインの状況劇場『腰巻お仙 忘却編』(唐十郎作・演出、1966年)
拡大粟津潔デザインの演劇実験室◎天井桟敷『犬神(ドイツ公演)』(寺山修司作・演出、1969年)

 コレクションの中でも圧倒的に迫力があるのは、1960年代から70年代にかけての「アングラ演劇」のポスター群だ。

 寺山修司が率いた「演劇実験室◎天井棧敷」、唐十郎の「状況劇場」、佐藤信らの「黒テント」、串田和美らの「自由劇場」、麿赤兒の舞踏集団「大駱駝艦」などのポスターを、横尾忠則、粟津潔、赤瀬川原平、宇野亞喜良、金子國義、篠原勝之、平野甲賀、合田佐和子といった美術家たちが手掛けている。

 代表的な一枚である、横尾忠則による状況劇場『腰巻お仙 忘却編』(66年)は、ニューヨーク近代美術館の展覧会で1960年代を代表する世界のポスターのベスト1に選ばれた。

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筆者

山口宏子

山口宏子(やまぐち・ひろこ) 朝日新聞記者

1983年朝日新聞社入社。東京、西部(福岡)、大阪の各本社で、演劇を中心に文化ニュース、批評などを担当。演劇担当の編集委員、文化・メディア担当の論説委員も。武蔵野美術大学非常勤講師。共著に『蜷川幸雄の仕事』(新潮社)。

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