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8.15の僕の出番、オデッセイを動画で!

 そして課題はもう一つ、衣装。

 私には昔から来てみたい衣装があった。

 私の大好きなアーティスト、デビッドボウイのアルバムのジャケットで、イギリスの国旗が背中に描いてあるコートを着ている写真を見て、私もこんなのを1回着てみたい!! と思っていた。で、よしっ!! 今でしょ!! と思って、背中に韓国の国旗を描いた衣装を作って着ることにしました。

 国旗の衣装!? いえいえ、まったく政治的な意味はないのです。

 わたしは国旗もアートだと思っているので、それをアートとして着てみたかったのと、あとは、日本の嫌韓の方たちへのアピール。そして、韓国での「在日あるある」でもあるが、私のことを未だに「日本人、日本人。日本の匂いがする」と嫌味っぽく言ってくる韓国人の方たちがいるので、その幼稚な両者に対してこの衣装を着てやったのです。ははは。 

 本番の日はコロナの影響で無観客。

 朝リハーサル、午後カメラリハーサル、そして本番と、結局計3回演じなければいけなかった。3回演じるのは結構疲れます……。こういう時、リハーサルを真面目にやるアーティストと、そうではないアーティストがいますが、大体、新人と大御所は真面目に一生懸命リハーサルもします。

 だが、今回一緒した出演陣の大半が韓国のオーディション番組で1等になり、急に有名になった歌手たちが多かった。トロット(韓国の演歌)やアカペラのオーディション番組で最近優勝したとかなんとか。8月15日のゴールデンタイム番組なので、今話題の視聴率撮れる系の歌手達だ。けどこれがまた、リハーサルも適当、廊下ですれ違ってもあいさつもしない。もっと業界の事、勉強しなさい!! と思ったが、ミン・ヨンチも大人になり、ポーカーフェイス+スマイルなので受け流しました。

 そんなこんなで、無事本番終了。オンエアもいい感じでした。

 意味ある番組でした。光福75周年記念『あなたが、大韓民国です』。あなたとは、在日コリアンを指していて、韓国で在日コリアンの歴史などを取り上げるなんて、あんまりないので、ホントありがたかった。楽しかった。

 KBSホールで撮りましたが、なんかNHKホールにも似ているなと感じた。特番なので、進行や演出を見ていると、NHKのニューイヤーオペラコンサートにゲスト出演した時のことも思い出した。

 それでは8.15の僕の出番、オデッセイを動画でお楽しみください!!

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筆者

ミン・ヨンチ

ミン・ヨンチ(閔 栄治) ミュージシャン 韓国伝統音楽家

大阪生まれ。幼少の頃からブラスバンドやドラムを経験し、高校から韓国へ。旧李王朝雅楽部養成所であった国立国楽高等学校に入学、ソウル大学音楽学部国楽科卒。1992年サムルノリ競演大会個人部最優秀賞。1992年国楽室内管弦楽団「スルギドゥン」に入団。1993年スーパー・パーカッション・グループ「PURI」創団メンバー。イ・ムンセ(歌手)のテレビ番組にも出演。現在も韓国伝統音楽とジャンルの違う音楽とのコラボレーションに活動中で、2009年に立ち上げた公演「新韓楽」ではジャズとコラボ―レーションした。日韓両国で数多くの公演。アルバム「HANA」(2015年/ユニバーサルミュージック・ジャパン)をリリース。ライブでは日本全国3万人を動員。国楽管弦楽の作曲にも力を入れ、2014年韓国文化芸術委員会で作曲賞受賞。「大衆に楽しんで聞いてもらえる楽曲作り」を目指す。現在、韓国芸術総合大学、梨花女子大学、秋藝芸術大学講師。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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