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沙央くらま&夢咲ねねインタビュー/上

LOVE SONG を通して愛のパワーをお届けしたい

橘涼香 演劇ライター


 2019年12月に開催され、昭和歌謡から平成J-POPのLOVESONGの名曲たちを、ストリングの生演奏でアーティストたちが熱唱し、大好評を博した『LOVE SONG COVER with Strings』が更にパワーアップ! 選曲の対象を“世界中のLOVESONG”に広げ、世界に愛のエールを送ろう!というコンサート『LOVE SONG COVERS the WORLD 2020』~世界に届け! 愛の歌でエールを送ろう!~が開催される。(※9月25日の開催予定でしたが、再度、延期になることが主催者から発表されました。インタビューは発表前に行われたものです)

 世界の共通言語である音楽を通して、国境を越えて人々を勇気づけ、愛の歌で世界をひとつに!というこのコンサートシリーズのテーマは、今世界が直面している新型コロナウィルスの脅威さらされている人々へ、音楽の力を信じてパワーと愛を届ける貴重な機会となる。

 そんなコンサートに出演する元宝塚歌劇団で人気男役として活躍した沙央くらまと、元星組トップ娘役の夢咲ねねが、コンサートに懸ける意気込みや、互いの魅力を語ってくれた。

宝塚時代を通して初共演の二人

拡大沙央くらま(右)と夢咲ねね=宮川舞子 撮影

──まず、今回のコンサートへの想いから聞かせて下さい。

沙央:日々状況が変化している中で、色々な方の想いで開催できることを本当にありがたいなと思っています。またまだ難しい時期だからこそ「LOVE SONG COVERS」というテーマで、皆さんと歌えることは貴重ですし、とても良い機会になると思いますので、是非多くの方に足を運んで頂けたら嬉しいです。宝塚時代に(夢咲)ねねちゃんとも舞台のお芝居などでは、きちんと絡んだことはなかったものね?

夢咲:そう、なかったんです!

沙央:私も専科の時に色々な組に出させて頂いたのですが、残念ながら星組さんの舞台にはご縁がありませんでしたし、ねねちゃん(宝塚を)卒業して何年経つ?

夢咲:5年です。

沙央:あぁ、そうすると私が専科に異動するより前に退団していたんだね。もちろん彼女の舞台は在団中も退団後もよく拝見させて頂いていますし、各組の選抜メンバーが集まって年に1回開催されるイベント「タカラヅカスペシャル」の時には親しくお話もさせてもらっていたので、今回こうやって改めて舞台でご一緒できるのがすごく嬉しくて!

夢咲:私もです!

沙央:是非二人の共演も楽しみにして頂きたいですし、私は今回共演させて頂く他の皆様全員の方と「はじめまして」なのですが、お話させて頂く度に皆さんがとてもきさくに接して下さって。すごくハートのある、とても多彩な方々ばかりなので、このメンバーの一員としてやらせて頂けることをとても楽しみにしています。

夢咲:私もまさか世の中がこんな事態に陥るとは思ってもいませんでしたし、新型コロナウィルスの話が聞こえてきてからも、ここまで被害が広がるとは想像できていませんでした。特に私は宝塚に入団してから一度も、予定されていた初日の幕が開かなかったことや、公演が休演になるという事態を幸いにも経験したことがなかったんです。その為に何があっても幕は開くものだ、とどこかでは信じていたので、いざこうやって色々な舞台が次々に中止になって、舞台関係者の方々、役者さんたち、私も含めてなのですが皆さんが悲しんでいる現状を目の当たりにして、とても辛い想いをしていました。

 その中で、この舞台はわりとに早い段階で9月に延期して開催できるということが決まったので、すごく嬉しかったですし、しかもテーマがLOVE SONG ということで、色々な形の愛が盛り込まれた曲を皆さんがお歌いになりますから、その愛が観て下さる方々に届いたらいいなと思います。同じ舞台に立つ機会はなかなかない多くのジャンルの方々とご一緒させて頂けるので、きっとたくさん刺激が頂けると思いますし、そして実は、沙央さんとは私の妹の愛加あゆが同じ組だったんです。

沙央:そうなんです!一緒に組んだりもしていて。

夢咲:だから雪組公演は欠かさず観ていましたし、沙央さんは男役もとても素敵な上に女役もできる、本当に選ばれた数少ない方のお一人なので、ずっと素晴らしい方だなと拝見してきたので、今回ご一緒できることがとても嬉しいです。

◆公演情報◆
LOVE SONG COVERS the WORLD 2020
〜世界に届け!♥ 愛の歌でエールを送ろう!〜
2020年9月25日(金) なかのZERO 大ホール⇒延期になりました。
公式ホームページ
音楽監督:園田涼
演奏:ソノダオーケストラ
演出:浜田和孝
出演(五十音順):エリック・フクサキ with dancers from ZEAL STUDIOS、川島ケイジ、沙央くらま、日野真一郎(LE VELVETS)、宮澤佐江、夢咲ねね、LEN
 
〈沙央くらまプロフィル〉
シェイクスピアシアター出身の俳優を両親に持ち、幼い頃よりピアノや絵画、歌唱など、芸術の英才教育を受けて育つ。2001年宝塚歌劇団に入団。宙組「ベルサイユのばら2001」で初舞台を踏み、雪組、月組、専科に在籍。老若男女、幅広い役柄を見事に演じきる高い演技力と歌唱力を持った男役スターとして活躍。2018年2月に惜しまれながら宝塚歌劇団を退団し、現在はテレビ、映画、舞台等で多才派女優として活躍中。2019年は難川実花監督の映画「DINER」に出演したほか、ストレートプレイ「花の秘密」での主演、「ラヴズ・レイパーズ・ロスト〜恋の骨折り損〜」や「ELF The Musical」にてヒロインを務める。
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〈夢咲ねねプロフィル〉
 2003年宝塚歌劇団に入団。09年星組トップ娘役に就任。出演作に『ロミオとジュリエット』『オーシャンズ11』『黒豹の如く/Dear DIAMOND!!』などがある。2015年5月に宝塚歌劇団を退団し、同年7月には『サンセット大通り』に抜擢。シェーファー役を好演。以降、『1789 -バスティーユの恋人たち-』のオランプ役や『グレート・ギャツビー』のデイジー役、『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』のデア役と各ヒロインを務める。他に『ビッグ・フィッシュ』のジョセフィーン役など、舞台を中心に活躍。
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筆者

橘涼香

橘涼香(たちばな・すずか) 演劇ライター

埼玉県生まれ。音楽大学ピアノ専攻出身でピアノ講師を務めながら、幼い頃からどっぷりハマっていた演劇愛を書き綴ったレビュー投稿が採用されたのをきっかけに演劇ライターに。途中今はなきパレット文庫の新人賞に引っかかり、小説書きに方向転換するも鬱病を発症して頓挫。長いブランクを経て社会復帰できたのは一重に演劇が、ライブの素晴らしさが力をくれた故。今はそんなライブ全般の楽しさ、素晴らしさを一人でも多くの方にお伝えしたい!との想いで公演レビュー、キャストインタビュー等を執筆している。

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