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沙央くらま&夢咲ねねインタビュー/下

観て下さる方に幸せになって頂きたいというシンプルな願い

橘涼香 演劇ライター

必ず「来て良かった!」と思って頂けるデュエット曲

沙央くらま&夢咲ねねインタビュー/上

──当日何を歌って下さるのか?はシークレットということなので、当日のお楽しみになりますが、こういう歌を歌いますという何かヒントを頂けますか?

沙央:ねねちゃんが歌う歌は、懐かしい~!!と思って頂けると思います。ね?

夢咲:はい、そうだと思います!あとはご一緒に歌わせて頂ける曲もあります。私達二人に所縁のある曲です。

拡大沙央くらま(右)と夢咲ねね=宮川舞子 撮影

沙央:かなりのヒントかも(笑)。でもせっかくこうやってねねちゃんと共演させて頂く機会を頂いたので、何か二人でデュエットをと思って。ファンの方々には絶対に「来て良かった!」と思って頂ける曲ですね。私のソロとしては、自分が好きだった曲ですとか、宝塚のファンの方が聞いて喜んで頂ける曲、宝塚をご存知ない方にもこんな曲があるんだ!ですとか、あ、聞いたことがある!と思って頂ける曲など、皆さんのことを思い浮かべて選曲させて頂いたので、きっと喜んで頂けると思います。

夢咲:私も演じたことのある役の歌だったり、宝塚を観て下さっている方も、外の舞台をご覧になっておられる方も、共通にきっとご存知の曲だと思います。基本的には私の好きな曲です!ってこれじゃあヒントになりませんね(笑)。

──いえいえ、読んで下さる方は「あれかな?」「きっとあの曲!」と必ず想像を膨らませて下さっていると思います。

沙央:是非楽しみにして頂きたいです。

配信の可能性が舞台への扉を開いてくれる

拡大沙央くらま=宮川舞子 撮影

──今、コロナ禍でひとつの場所に集まることが難しくなっている中で、SNSを通じた発信や、ステージそのものを配信する流れが一気に加速していますが、お二人がこの流れに期待することは?

沙央:昔は公衆電話があったのが携帯電話に一気に移っていったように、新しい世界が広がるというのはまずひとつ良いことだと思います。大きな可能性が広がっている訳ですし、すぐに海外の方々ともコラボができるといった、人の心に残る何かを世界中の人が模索しながら過ごしているので、コンテンツがどんどんバージョンアップしていることに感動します。このステージで共演させてく頂くことがきっかけになって、エリック・フクサキさんとも配信LIVEをさせて頂きましたし、そういう意味では実際には一回しかお会いしていないのに、もう旧知の仲のように感じられるコンテンツなんだなと。

 でも、決して配信だけが全てになる訳ではないなとも感じていて。先日も配信での撮影をさせて頂いたのですが、制作陣の方々からも「これは生で観て頂きたかったです」というお声を頂きましたし、本当に少人数でしたけれども、拍手が頂けた時に自分でも大きな幸せを感じました。やっぱり同じ空間を共有できる、一体感のある世界にはそこにしかない魅力があるので、配信をきっかけに舞台を観に行きたい!と思って頂けたら嬉しいですし、両方の魅力を感じて頂きたいです。

拡大夢咲ねね=宮川舞子 撮影

夢咲:私は地方出身者なので、この舞台を観たい!と思っても、なかなか実現することができなかったんです。

沙央:あぁ、そうだよね。

夢咲:ですから今こうして配信というものが広がってくれたことで、地方にいても、平日でも、お仕事や学校から帰ってきてからでも、舞台、コンサートが観られるというのは、すごく嬉しいことだなと思います。しかも配信を観て頂けたら、生の舞台も観てみたい!ときっと思って頂けると思うので、その第一歩を踏み出すきっかけになってくれたらいいな、素敵だなと思っています。

──お好きな方はもちろんですが、舞台に興味がなかった方でも、配信に接することで、関心を持って頂ける、確実に間口が広がることが期待できますよね。このコンサートにもお二人を配信で知ったとい方達が足を運んで下さるといいですね。

沙央:本当に舞台と客席でお目にかかれたらいいなと思っています。

◆公演情報◆
LOVE SONG COVERS the WORLD 2020
〜世界に届け!♥ 愛の歌でエールを送ろう!〜
2020年9月25日(金) なかのZERO 大ホール⇒延期になりました。
公式ホームページ
音楽監督:園田涼
演奏:ソノダオーケストラ
演出:浜田和孝
出演(五十音順):エリック・フクサキ with dancers from ZEAL STUDIOS、川島ケイジ、沙央くらま、日野真一郎(LE VELVETS)、宮澤佐江、夢咲ねね、LEN
 
〈沙央くらまプロフィル〉
シェイクスピアシアター出身の俳優を両親に持ち、幼い頃よりピアノや絵画、歌唱など、芸術の英才教育を受けて育つ。2001年宝塚歌劇団に入団。宙組「ベルサイユのばら2001」で初舞台を踏み、雪組、月組、専科に在籍。老若男女、幅広い役柄を見事に演じきる高い演技力と歌唱力を持った男役スターとして活躍。2018年2月に惜しまれながら宝塚歌劇団を退団し、現在はテレビ、映画、舞台等で多才派女優として活躍中。2019年は難川実花監督の映画「DINER」に出演したほか、ストレートプレイ「花の秘密」での主演、「ラヴズ・レイパーズ・ロスト〜恋の骨折り損〜」や「ELF The Musical」にてヒロインを務める。
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〈夢咲ねねプロフィル〉
 2003年宝塚歌劇団に入団。09年星組トップ娘役に就任。出演作に『ロミオとジュリエット』『オーシャンズ11』『黒豹の如く/Dear DIAMOND!!』などがある。2015年5月に宝塚歌劇団を退団し、同年7月には『サンセット大通り』に抜擢。シェーファー役を好演。以降、『1789 -バスティーユの恋人たち-』のオランプ役や『グレート・ギャツビー』のデイジー役、『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』のデア役と各ヒロインを務める。他に『ビッグ・フィッシュ』のジョセフィーン役など、舞台を中心に活躍。
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筆者

橘涼香

橘涼香(たちばな・すずか) 演劇ライター

埼玉県生まれ。音楽大学ピアノ専攻出身でピアノ講師を務めながら、幼い頃からどっぷりハマっていた演劇愛を書き綴ったレビュー投稿が採用されたのをきっかけに演劇ライターに。途中今はなきパレット文庫の新人賞に引っかかり、小説書きに方向転換するも鬱病を発症して頓挫。長いブランクを経て社会復帰できたのは一重に演劇が、ライブの素晴らしさが力をくれた故。今はそんなライブ全般の楽しさ、素晴らしさを一人でも多くの方にお伝えしたい!との想いで公演レビュー、キャストインタビュー等を執筆している。

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