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「壮麗帝」完走 奇跡の時間に感謝/桜木みなと

【宝塚~朗らかに~】栄光と苦悩、演じきる

日刊スポーツ新聞社・村上久美子


【日刊スポーツ・8月27日付紙面(大阪本社発行版)より】

 宙組の人気スター桜木みなとが、オスマン帝国の皇帝にふんした「オリエンタル・テイル『壮麗帝』」が約4カ月半遅れで、シアター・ドラマシティ(大阪市)で上演された。本来、3月28日に東京公演で開幕するはずだった桜木の東上別箱初主演作も、新型コロナウイルスの影響でいったん中止。仕切り直して、大阪で14日に初日を迎え、18日に幕を閉じた。

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 139日遅れの開幕。宙組の核をなすスターの1人、桜木が万感の思いで初日を迎え、主演作を完走した。

 舞台上では「この奇跡の時間がいつまでもみなさまの心に残りますように」と感極まったようにあいさつ。公演スタッフ、コロナ禍でも一体になって前進した組の仲間、そしてファンへ感謝の思いを口にした。

 桜木は、今年のテーマを「色気」「恋される男役」と掲げていた。プロローグから娘役に囲まれ、セクシーなダンスを披露。大きな瞳を武器にした流し目でもファンを魅了した。

 長身を生かしたマントの着こなしも圧巻。オスマン帝国第10代皇帝スレイマンの栄光と苦悩を、情感たっぷりに演じきった。

 今作は今年3月28日、東京・日本青年館でスタートする予定だった桜木の東上別箱初主演作。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月予定のドラマシティ公演ともども全日程中止になっていた。

 6月に上演スケジュール見直しが発表され、ドラマシティでの上演が決定。7月に入り、劇団が再始動すると、稽古も再開された。だが、その稽古も終盤に入ったところで、今度は、宝塚大劇場で上演中だった花組、東京宝塚劇場の星組、同じく稽古中だった雪組から感染者が出て、上演、稽古が相次いで中断した。

 ただ、宙組には感染者はおらず、上演にこぎ着けた。宙組はトップ真風涼帆率いる別組と、2班に分かれており、桜木は、1学年下の和希そらら約30人を率いてセンターに立った。

 和希は、スレイマン(桜木)に引き立てられ腹心へと成長するイブラヒムを好演。奴隷出身ながら、皇帝の心を射止めたアレクサンドラ(ヒュッレム)は、遥羽ららが熱演を見せた。

◆オリエンタル・テイル「壮麗帝」(作・演出=樫畑亜依子) オスマン帝国最盛期に、「壮麗帝」と称された皇帝スレイマン(桜木みなと)の生涯を、寵姫ヒュッレム(遥羽らら)との愛や、義弟にあたる大宰相イブラヒム(和希そら)との絆を通して描いた。

「宝塚~朗らかに~」はニッカンスポーツ・コムに連載中です。

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