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コロナ禍で初めて主要な国際映画祭を開催したベネチア映画祭ディレクターに聞く

「ベネチアが女性監督作品を多く選べて幸せです」

林瑞絵 フリーライター、映画ジャーナリスト

従来の習慣を取り戻すことへの欲望

――様々なコロナ対策を実施されていますが、ベネチアが特別に始めた工夫などありますか。

バルベラ 衛生対策に関して特に新しいものはないです。もともと政府や地域が求めていることに沿ったまでで、映画祭が特別に提案することはありませんでした。来場者のチェックポイントを設け、検温などのコントロールを実施しましたが、いったんエリア内に入場すれば、映画上映、記者会見、フォトコールなど、ほぼいつもの映画祭の儀式が体験できるのです。もちろんマスクを装着し、ソーシャル・ディスタンスを確保しなければなりませんが。

 ただし、(監督や俳優が歩く)「レッドカーペット」は実施しますが、

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筆者

林瑞絵

林瑞絵(はやし・みずえ) フリーライター、映画ジャーナリスト

フリーライター、映画ジャーナリスト。1972年、札幌市生まれ。大学卒業後、映画宣伝業を経て渡仏。現在はパリに在住し、映画、子育て、旅行、フランスの文化・社会一般について執筆する。著書に『フランス映画どこへ行く――ヌーヴェル・ヴァーグから遠く離れて』(花伝社/「キネマ旬報映画本大賞2011」で第7位)、『パリの子育て・親育て』(花伝社)がある。

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