林瑞絵(はやし・みずえ) フリーライター、映画ジャーナリスト
フリーライター、映画ジャーナリスト。1972年、札幌市生まれ。大学卒業後、映画宣伝業を経て渡仏。現在はパリに在住し、映画、子育て、旅行、フランスの文化・社会一般について執筆する。著書に『フランス映画どこへ行く――ヌーヴェル・ヴァーグから遠く離れて』(花伝社/「キネマ旬報映画本大賞2011」で第7位)、『パリの子育て・親育て』(花伝社)がある。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
「ベネチアが女性監督作品を多く選べて幸せです」
――様々なコロナ対策を実施されていますが、ベネチアが特別に始めた工夫などありますか。
バルベラ 衛生対策に関して特に新しいものはないです。もともと政府や地域が求めていることに沿ったまでで、映画祭が特別に提案することはありませんでした。来場者のチェックポイントを設け、検温などのコントロールを実施しましたが、いったんエリア内に入場すれば、映画上映、記者会見、フォトコールなど、ほぼいつもの映画祭の儀式が体験できるのです。もちろんマスクを装着し、ソーシャル・ディスタンスを確保しなければなりませんが。
ただし、(監督や俳優が歩く)「レッドカーペット」は実施しますが、
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