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実は面白かった『半沢直樹』。ドラマ『沈まぬ太陽』とよく似ている理由

青木るえか エッセイスト

 今、『半沢直樹』(TBS系)を語るのってすごくリスキーというか、何を言ったところで「なんにもわかってないバカ」みたいなことになりそうだ。ことに「半沢批判」。ネットで検索してみたら『半沢直樹』というドラマについて批判や文句やいちゃもんは山ほどあって、名のある人による「批判」もあるけど、だいたい「そんならお前は見なくていいよバカ」とか切り捨てられている。半沢ファン怖し。

 しかし『半沢直樹』を見て「金融リテラシーが低いからこんなもんを喜んで見てるんだ」なんて言ってる評論家など見ると「いやーそこじゃねえだろう」と半沢を知らなくても思う。あと、役者の大芝居が話題、良くも悪くも。そんなこと言われれば言われるほど半沢製作陣はほくそえんでるだろう。

 私は堺雅人の演技が好きじゃない、と前作をちらっと見た時に思ってからそれ以後見てなかったのだが、今シリーズの盛り上がりぶりがすごいのでつい見てしまった。そしてすごく驚いたのである。

 面白いじゃん、ちゃんと。

ドラマ「半沢直樹」(TBS系)=公式サイトより拡大ドラマ「半沢直樹」(TBS系)=公式サイトより

 なんか、「現代の水戸黄門」とか言われてるのを聞いたことがあるが、言わんとするところはわかるけれど水戸黄門は連続ドラマじゃないからちょっと違うと思う。

 『沈まぬ太陽』だ、これは。

 『白い巨塔』も似てるが、『沈まぬ太陽』のほうがよりわかりやすく似ている。つまり山崎豊子なのである。池井戸潤、現代の山崎豊子説。そんなことはもうとっくに誰か言ってるかもしれないが。

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筆者

青木るえか

青木るえか(あおき・るえか) エッセイスト

1962年、東京生まれ東京育ち。エッセイスト。女子美術大学卒業。25歳から2年に1回引っ越しをする人生となる。現在は福岡在住。広島で出会ったホルモン天ぷらに耽溺中。とくに血肝のファン。著書に『定年がやってくる――妻の本音と夫の心得』(ちくま新書)、『主婦でスミマセン』(角川文庫)、『猫の品格』(文春新書)、『OSKを見にいけ!』(青弓社)など。

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