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杉田水脈議員のトンデモ発言は贔屓してくれる先生の真似っこ

「勉強より一強」で増長した生徒に対して新校長は……

矢部万紀子 コラムニスト

先生の気に入る発言に腐心する

 杉田さんは「先生に贔屓されて増長した子ども」だと思う。増長したのだからあとは真っ直ぐ進めばいいものを、問題視されると「言ってない」と否定する。なんて潔くない、堂々としない人なのだろう。彼女のダメさも腹立たしいが、彼女は先生の悪しき体質をそのまま反映してしまっている。そのこともすごく腹立たしい。

 ちなみに「杉田水脈オフィシャルブログ」を見ると、「一部報道における私の発言について」という文が載っている。発言を否定し、「女性に対する暴力対策」への持論を語っている。慰安婦問題の挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会)と重ね、民間の相談所より警察の活用だと言いたいらしい。この点についてはライターの小川たまかさんが、性暴力の被害者支援現場の実情を踏まえ、「『女性はいくらでもうそ』は言ってない? 杉田水脈議員の弁解ブログが輪をかけてひどい理由」という記事を書いている。

 これを読むと、いかに杉田さんが勉強しないで発言しているかがよくわかる。贔屓されているから、勉強などしなくてもいい成績がとれる。その確信のもと、勉強するより先生の気に入る発言をすることに腐心する。杉田さんの行動は、すべてそれだと思う。

 ここまで「先生」と書いてきたが、もちろん

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筆者

矢部万紀子

矢部万紀子(やべ・まきこ) コラムニスト

1961年生まれ。83年、朝日新聞社に入社。宇都宮支局、学芸部を経て、週刊誌「アエラ」の創刊メンバーに。その後、経済部、「週刊朝日」などで記者をし、「週刊朝日」副編集長、「アエラ」編集長代理、書籍編集部長などをつとめる。「週刊朝日」時代に担当したコラムが松本人志著『遺書』『松本』となり、ミリオンセラーになる。2011年4月、いきいき株式会社(現「株式会社ハルメク」)に入社、同年6月から2017年7月まで、50代からの女性のための月刊生活情報誌「いきいき」(現「ハルメク」)編集長をつとめた後、退社、フリーランスに。著書に『美智子さまという奇跡』(幻冬舎新書)、『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』(ちくま新書)。最新刊に『雅子さまの笑顔――生きづらさを超えて』(幻冬舎新書)

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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