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『獣道一直線!!!』に出演、池田成志インタビュー/下

生瀬勝久、古田新太と共に結成したユニット“ねずみの三銃士”第四回企画公演

大原薫 演劇ライター


『獣道一直線!!!』に出演、池田成志インタビュー/上 

ねずみの三銃士は今回が最後と思っています

――今回はねずみの三銃士に山本美月さんと池谷のぶえさんが初参加ですね。

 美月ちゃんは二回目の舞台だし、細かい段取りに追われて決め事でやっていると、「芝居ってつまらない」と思われたらいやだなと思って。「彼女にそんな言い方をしたら、それは絶対的な決まりだと思っちゃうぞ」とか余計な心配をしながら稽古しているから、またストレスがたまって(笑)。でも、おじさんたちがああだこうだと演出と違うことを言ったら混乱してしまうし。

――じゃあ、あまり言ってあげられない?

拡大池田成志=阿部章仁 撮影
 ついつい言っちゃってるんですけど(笑)。何も言わないのもどうかなと思って。でも、僕ら三人はずっとふざけている役だから、まともなことを言ってもあまり説得力がないというか。のぶえちゃんは繊細な方だし、謎の女の役を演じるのは難しいと思う。僕ら三人が女性たちの芝居を邪魔している気がして、今のところは微妙な立ち位置を探れずに来ています。

――そして、第一回からねずみの三銃士公演の脚本を担当した宮藤官九郎さんが役者としても登場します。

 僕が誘ったんですけど、僕は宮藤くんの芝居が好きなんですよ。映画にしても舞台にしても、宮藤くんが作る作品が好きだし。それに宮藤くん自身が稽古に参加したら、稽古中に(脚本について)やり取りするのも手間がなくなるじゃないですか。僕自身はねずみの三銃士がこれで最後だと思っているんですよ。それで「せっかくだから、宮藤くんがいいんじゃない?」と。宮藤は事件の謎を追うドキュメンタリー作家の役で、一番翻弄される役を自分に振ってしまった。自分で自分の首を絞めていますね(笑)。

◆公演情報◆
PARCO劇場オープニング・シリーズ
“ねずみの三銃士”第 4 回企画公演『獣道一直線!!!』
東京:2020年10月6日(火)~11月1日(日) PARCO劇場
長野:2020年11月5日(木)~11月8日(火) まつもと市民芸術館
北海道:2020年11月13日(金)~11月15日(日・祝) カナモトホール(札幌市民ホール)
京都:2020年11月19日(木)~11月23日(月・祝) ロームシアター京都 メインホール
福岡:2020年11月27日(金)~11月29日(日) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
高知:2020年12月3日(木)~12月6日(日) 高知県立県民文化ホール オレンジホール
沖縄:2020年12月11日(金)~12月13日(日) アイム・ユニバース てだこホール
公式ホームページ
[スタッフ]
作:宮藤官九郎
演出:河原雅彦
[出演]
生瀬勝久、池田成志、古田新太
山本美月、池谷のぶえ、宮藤官九郎
 
〈池田成志プロフィル〉
 1982 年「第三舞台」に参加し、俳優活動を始める。つかこうへい、三谷幸喜、デヴィッド・ルヴォー、宮藤官九郎、いのうえひでのり、長塚圭史、前川知大ら、様々な舞台作家・演出家の作品に出演し、信頼と評価を得ている。胡散くさい男、食えない男など、オフビートなキャラクターを得意としながら、予断を持たず様々な作家とジョイントしていく姿勢を貫いている。2013年、イキウメ「獣の柱」および、NODA・MAP「MIWA」での演技が評価され、第48回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。
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筆者

大原薫

大原薫(おおはら・かおる) 演劇ライター

演劇ライターとして雑誌やWEB、公演パンフレットなどで執筆する。心を震わせる作品との出会いを多くの方と共有できることが、何よりの喜び。ブロードウェー・ミュージカルに惹かれて毎年ニューヨークを訪れ、現地の熱気を日本に伝えている。

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