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瀬戸大也選手を処分に導いた「不倫警察」たち

「人権侵害よりも不倫が許せない」という新しい社会問題

勝部元気 コラムニスト・社会起業家

スポーツマンシップに反したから処分したって本当ですか?

 もしかすると、「瀬戸選手は国民の期待を背負っている立場にあるから特別」という判断なのかもしれません。ですが、名が社会に知られていなければ、スポーツマンシップに反したとしても、処分を受けなくてよいということでしょうか?

 そうなると、瀬戸選手の処分理由としてあげられた「スポーツマンシップに違反した」というのは嘘になり、結局のところ、「彼は影響力があって、世間様にご迷惑をおかけしたから、処分しました」という意味に過ぎません。

 結局のところ、もっともらしい「スポーツマンシップ」を処分の口実として都合よく使ったようにしか思えず、そのような水連の姿勢は、本来「スポーツマンシップ」の持つ高潔さや公正さまでも毀損しているように感じました。

不倫問題で年内活動停止処分を受けた瀬戸大也選手拡大不倫問題で年内活動停止処分を受けた瀬戸大也選手

不倫問題で競技に関する処分をする「どんぶり評価」

 次に、仮に役員・第一線のアスリート・そのほか数多いる競技登録者の誰一人として不倫経験がなかったとしても、瀬戸選手の処分は、「持続可能性」の点からも問題があります。水連は、アスリートの本分である競技とは関係のない不倫という問題で、競技に関する処分をする「どんぶり評価」の前例を作ってしまいました。

 もし、今後ルールが公平に運用されて、どんな選手でも不倫で競技の継続を一時的に停止することが当たり前になれば、どうなるでしょうか? 

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筆者

勝部元気

勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家

1983年、東京都生まれ。民間企業の経営企画部門や経理財務部門等で部門トップを歴任した後に現職。現代の新しい社会問題を「言語化」することを得意とし、ジェンダー、働き方、少子非婚化、教育、ネット心理等の分野を主に扱う。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。株式会社リプロエージェント代表取締役、市民団体パリテコミュニティーズ代表理事。所有する資格数は71個。公式サイトはこちら

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