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日本を含むアジアの作品が中心に

東京国際映画祭会場拡大東京国際映画祭は10月31日から11月9日まで、六本木や日比谷などで開かれた=撮影・筆者

 今回の抜本的な改革は、この9月まで国際交流基金の理事長だった安藤裕康氏のチェアマン就任が大きい。これまで長年映画界から出してきたトップが初めて外交官出身になった。外務省と国際交流基金の出身だから当然のごとく「国際性」を問題にする。

 日本の国際映画祭でアジア部門がコンペと別にあるのは、まるでアジア映画が劣るようで特に昨今のアジア映画の隆盛からみたらおかしい。コンペのない釜山やトロントは国際的にもずいぶん盛り上がっている。朝日新聞のインタビューで安藤氏は是枝裕和監督にアドバイスを受けたことを語っているが、是枝監督はこれまで何度も映画祭のトップに提案書を出したが、聞く耳を持たなかったと述べている。

 さて今回の「TOKYOプレミア2020」の32本はどうかと言えば、

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筆者

古賀太

古賀太(こが・ふとし) 日本大学芸術学部映画学科教授(映画史、映像/アートマネジメント)

1961年生まれ。国際交流基金勤務後、朝日新聞社の文化事業部企画委員や文化部記者を経て、2009年より日本大学芸術学部映画学科教授。専門は映画史と映画ビジネス。訳書に『魔術師メリエス――映画の世紀を開いたわが祖父の生涯』(マドレーヌ・マルテット=メリエス著、フィルムアート社)、共著に『日本映画史叢書15 日本映画の誕生』(岩本憲児編、森話社)など。個人ブログ「そして、人生も映画も続く」をほぼ毎日更新中。http://images2.cocolog-nifty.com/

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