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元宝塚雪組トップコンビ 壮一帆と愛加あゆが共演/下

サイエンス・ヒューマン・コメディミュージカル『Now. Here. This.』

大原薫 演劇ライター


元宝塚雪組トップコンビ 壮一帆と愛加あゆが共演/上 

刺激し合える二人 共演できるのが嬉しい

――宝塚歌劇団雪組でトップコンビを組んだ壮さんと愛加さんが共演されるのは楽しみですね。

:私たちが共演するのは、(退団後は)三回目?

愛加:はい。

:ねえ、多分一番多く組んでるペアじゃないかなと思うんですけど。

愛加:ありがとうございます。

:いや、こちらこそありがとうございます。何かねえ、呼び合っちゃうんだろうね(笑)。

愛加:光栄です。

拡大壮一帆(左)と愛加あゆ=岩田えり 撮影

:女優になってから教えていただくことばっかりで。

愛加:そんな、やめてください!(照れる)

:本当に感謝してます。『マリーゴールド』で共演したときは、スカートのさばき方や日傘の差し方などを教えてもらいました。私が教えたのって、平手打ちのやり方くらいですからね(笑)。

――宝塚時代は男役と娘役としての共演。今は女優同士としての共演になりますね。

:宝塚時代はお互いに(トップスターという)責任ある立場だったし、男役というプロテクターを着て、宝塚というものを背負いながらだったんです。でも、今はそういうものが全部取り払われて、対人、対表現者として向き合えるのが私には本当にありがたい、嬉しいことだなと思って。刺激し合えるし、共演できて楽しいです。

愛加:ありがとうございます。私はどうしても壮さんに頼りそうになるので。

:(笑)でも、元々妹キャラだしね。ついていくタイプというか。

愛加:そうなんですよ。でも、他の現場で歌わせていただく機会も多いですが、壮さんと一緒に歌っているとビーンと響くものがあるというか、何か波動が合う気がするんです。

:えっ、そう? 合わせてくれてるんじゃない?

愛加:違います、違います。すごく合うんですよ。すみません、おこがましいですけど。

:いや、もうありがたいことです。

愛加:壮さんとハモっていると本当に気持ち良いんです。

:今回はデュエットはないけど、全員で一緒に歌えるのが嬉しいですね。

拡大壮一帆(左)と愛加あゆ=岩田えり 撮影

――今は歌稽古中とのこと。オフブロードウェイ版のアルバムを聞きましたがとても曲が良いですね。

:良いですよね。私は海外ミュージカルが久しぶりなので、メロディーラインの難しさやリズムの複雑さに苦労しながらも、ワクワクしながら歌稽古をしています。

愛加:曲数もたくさんあるんですが、どれも違うジャンルなんです。稽古が進んで、全体的に曲が一体化したら面白いものになるんだろうなと思って。ほぼ全部、コーラスなんですよ。

:ソロがないんです。だから、ハーモニーが大事になるかなと思いますね。

◆公演情報◆
ミュージカル『Now. Here. This.』(フレキシブルバージョン)
東京:2020年11月28日(土)~12月13日(日) 博品館劇場
埼玉:2020年12月16日(水) 東松山市民文化センター
大阪:2020年12月19日(土) COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
名古屋:2020年12月27日(日) ウインクあいち大ホール
公式ホームページ
[スタッフ]
構成・訳詞・演出:西田直木
翻訳・訳詞:吉田英美
[出演]
[earth] 浜中文一 木内健人 愛加あゆ 彩乃かなみ 壮一帆 鈴木壮麻
[water] 浜中文一 寺西拓人(ジャニーズJr.) 小此木麻里 綿引さやか 今泉りえ 吉田要士
 
〈壮一帆プロフィル〉
 1996年に宝塚歌劇団に入団し、2012年に雪組トップスターに就任。14年に退団後はミュージカル、ストレートプレイ、朗読劇など様々なジャンルの舞台に出演、また、コンサートやライブ活動も精力的に行っている。主な舞台出演作品は、『BETRAYAL背信』『冬の時代』『Le Père 父』『ロード・エルメロイII世の事件簿 -case.剥離城アドラ-』『マリーゴールド』など。2021年2月に音楽劇『プラネタリウムのふたご』、3月に『サイドウェイ』への出演が決まっている。
公式ホームページ
 
〈愛加あゆプロフィル〉
 2005年に宝塚歌劇団に入団し、12年に雪組トップ娘役に就任。14年に退団以降、舞台やテレビドラマなどで幅広く活躍している。主な舞台出演作品は、『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』『ラヴ・レターズ~こけら落としスペシャル~』『深夜食堂』『マリーゴールド』『私の頭の中の消しゴム 10th』『ブロードウェイと銃弾』『王家の紋章』など。2021年5~6月にミュージカル『ブロードウェイと銃弾』への出演が決まっている。
公式ホームページ
オフィシャルtwitter

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筆者

大原薫

大原薫(おおはら・かおる) 演劇ライター

演劇ライターとして雑誌やWEB、公演パンフレットなどで執筆する。心を震わせる作品との出会いを多くの方と共有できることが、何よりの喜び。ブロードウェー・ミュージカルに惹かれて毎年ニューヨークを訪れ、現地の熱気を日本に伝えている。

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