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十碧れいやと星吹彩翔、宝塚の同期生が初共演/上

中津留章仁の新作『通りすがりのYouTuber』に出演

大原薫 演劇ライター


 十碧れいやと星吹彩翔が『通りすがりのYouTuber』に出演する。

 本作は進み続けるネット社会の近未来を予見した世界を、数々の演劇賞受賞者である中津留章仁が、魅力的な役者たちとともに、完全書き下ろしとして上演する。

 十碧れいやと星吹彩翔は2007年に初舞台を踏んだ宝塚歌劇団の同期生(93期)。十碧は2018年に、星吹は2020年に宝塚を退団し、今回が初の共演となる。

 二人に本作に向けての意気込みや久しぶりの同期共演への思いを語ってもらった。

演じているのを見て、中津留さんがズバッと見抜かれるんです

拡大十碧れいや(左)と星吹彩翔=森好弘 撮影

――お二人は宝塚の同期なのですね。

十碧:共演は初舞台以来なので、14年ぶりです。

星吹:音楽学校時代はクラスが違ったので、あまり一緒になる機会がなくて。

十碧:そう、一緒にお芝居をした記憶がないよね。

星吹:校内発表会のときに1度だけね。

十碧:だからすごく新鮮です。

――こうして再会されるのはいかがですか?

十碧:嬉しいですし、安心感があります。

星吹:それを言うのは私(笑)。安心しますね。

十碧 :しかも、モンチ(星吹)は宝塚を退団してから初の舞台。

星吹:ライブはやっているんですが、舞台に立つのは初めてです。

十碧:宝塚在団中に女性役を演じたことはある?

星吹:ある。『エリザベート』のヴィンディッシュ嬢と、『風と共に去りぬ』新人公演のワイティング夫人。

十碧:強めの役だね(笑)。

――宝塚時代は男役同士でしたが、宝塚卒業後の今回は女性役を演じての共演です。

星吹:ホンマやな!

十碧:確かに。でも、この公演のためのワークショップでモンチが台詞を言っていたけど、全然違和感がなかったから。

星吹:でも、「どこのポジションで声を出したらいいんだろう」と思いながらやってたんですよ。

拡大十碧れいや(左)と星吹彩翔=森好弘 撮影

――どんなワークショップだったのですか。

十碧:中津留さんが以前に書いた作品をみんなで役を変えながら何時間も芝居したんです。今回は中津留さんが当て書きで脚本を書いてくださるので、私たちが演じているのを見てメモを書いてらっしゃいました。

星吹:中津留さんがたくさん書かれていたから、どういうふうに思われてるんやろと思って。

十碧:ドキドキしたよね。

――ワークショップでお会いになった中津留さんの印象は?

十碧:本読みで台詞を言ってる方に対して「あなたはこういう子だよね」とおっしゃってて、それだけで見抜かれるんだ、すごいなと思いましたけど、ちょっと緊張しました(笑)。

星吹:そう、この短時間でズバッと見抜いてズバッと言う感じ。

十碧:台詞を読んで受け答えしてる時間だけだものね。

星吹:中津留さんからは「キャラを前面に出してこなくていい」と言われたんです。そうか、男役だった今までとはまた違う形で演じていかなければいけないんだと、その瞬間に感じました。そうやって短時間でズバッと言ってくださるので、これからの稽古が毎日毎日勉強させていただけて、いろんなことを吸収できる期間になるだろうなと思いました。

◆公演情報◆
拡大『通りすがりのYouTuber』
ジェットラグプロデュース
『通りすがりのYouTuber』
2020年12月9日(水)~12月16日(水) CBGKシブゲキ!!
公式ホームページ
【チケット取り扱い】
チケットぴあ(Pコード503-363)
イープラス(e+) (PC・携帯)
[スタッフ]
作・演出:中津留章仁
[出演]
冨岡健翔(ジャニーズJr.)、十碧れいや、星吹彩翔、稲垣成弥、長谷川景(トラッシュマスターズ)、山田元、中野郁海、蓮井佑麻、松本祐華(文学座)、佐野愛花
鬼頭典子(文学座)、鈴木歩己
 
★中津留章仁さんのインタビューはこちら

〈十碧れいやプロフィル〉
 元宝塚歌劇団星組の男役。2007年、第93期生として宝塚歌劇団に入団。星組に配属。2018年宝塚歌劇団を退団。退団後の出演作品は、『モンテ・クリスト伯』『終わらない世界』『暁の帝〜朱鳥の乱編〜』。2021年1月に『Run For Your Wife』への出演が決まっている。
公式Twitter
official instagram
 
〈星吹彩翔プロフィル〉
 元宝塚歌劇団宙組の男役。2007年、第93期生として宝塚歌劇団に入団。宙組に配属。2020年宝塚歌劇団を退団。本作が退団後初めての舞台出演となる。
公式Twitter
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筆者

大原薫

大原薫(おおはら・かおる) 演劇ライター

演劇ライターとして雑誌やWEB、公演パンフレットなどで執筆する。心を震わせる作品との出会いを多くの方と共有できることが、何よりの喜び。ブロードウェー・ミュージカルに惹かれて毎年ニューヨークを訪れ、現地の熱気を日本に伝えている。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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