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小室圭さん説明責任包囲網と、秋篠宮さまの「駆け落ちのすすめ」

秋篠宮さま「結婚と婚約は違いますから」発言を読み解く

矢部万紀子 コラムニスト

秋篠宮さまは悲痛な思いで「駆け落ち」をすすめている

55歳の誕生日を前に記者会見する秋篠宮さま=2020年11月20日、東京・元赤坂の赤坂東邸、代表撮影拡大55歳の誕生日を前に記者会見する秋篠宮さま=2020年11月20日、東京・元赤坂の赤坂東邸、代表撮影

 秋篠宮さまのお言葉を単純に解釈すれば「結婚はしてよい、でも『納采の儀』はしない」となる。元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、「納采の儀を経ずに婚姻届を出し結婚されることは、前代未聞ですが、起こりうる話です」と「AERA」(12月14日号)で語っていた。

 だが、秋篠宮さまが言いたかったのは、そういう手順の話ではないような気がした。あれこれ考え、行き着いたのが「駆け落ちのすすめ」という言葉。秋篠宮さまは眞子さまに駆け落ちを、悲痛な思いですすめている。そう理解した。

 もちろん、「二人で逃げて姿を隠す」駆け落ちとは違う。一気に結婚するしかない。そう秋篠宮さまは思っている、と感じたのだ。一気にとは、どういう進め方かはわからない。とにかく「一気に」しか道はない。そんな緊迫感に「駆け落ち」という言葉が浮かんだのだ。少なくとも秋篠宮さまの悲痛さは、西村長官にも届いた。だから動いたのだろう。それが、秋篠宮さまの望みだったのかどうかはわからない。

 お誕生日の17日前、結婚を強く希望する眞子さまの「お気持ち」文書が公表された。その際、皇嗣職大夫が「両殿下がお二人の気持ちを尊重された」と記者に説明したが、具体的にはどういうことか。そういう質問に対し、秋篠宮さまは「それは結婚することを認めるということです」と述べた。理由は「憲法にも結婚は両性の合意のみに基づいてというのがあります。本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親としてはそれを尊重するべきものだというふうに考えています」だった。

 2年前の会見で秋篠宮さまは、「多くの人が納得し、喜んでくれる状況にならなければ、婚約にあたる納采の儀を行うことはできません」と述べている。当然、記者からはそのような状況になっているか、と質問が出た。そのような状況ではないと思う、娘も同じ気持ちだろうとの答えで、いったんこの質問は終わった。

 単純なゴーサインではないにしても、認めたならこれからどうなるのと誰もが思うわけで、

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筆者

矢部万紀子

矢部万紀子(やべ・まきこ) コラムニスト

1961年生まれ。83年、朝日新聞社に入社。宇都宮支局、学芸部を経て、週刊誌「アエラ」の創刊メンバーに。その後、経済部、「週刊朝日」などで記者をし、「週刊朝日」副編集長、「アエラ」編集長代理、書籍編集部長などをつとめる。「週刊朝日」時代に担当したコラムが松本人志著『遺書』『松本』となり、ミリオンセラーになる。2011年4月、いきいき株式会社(現「株式会社ハルメク」)に入社、同年6月から2017年7月まで、50代からの女性のための月刊生活情報誌「いきいき」(現「ハルメク」)編集長をつとめた後、退社、フリーランスに。著書に『美智子さまという奇跡』(幻冬舎新書)、『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』(ちくま新書)。最新刊に『雅子さまの笑顔――生きづらさを超えて』(幻冬舎新書)

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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