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 明けましておめでとうございます。

 2020年は世界中が新型コロナウイルスで大ダメージを受けた年でしたが、今年はぜひ!全世界が明るくいい年になってほしいもんです!!

 しかしまだまだどこの国でも、新型コロナウイルス対策やワクチンの話題で持ちきり。どこかの国の首相は対応が早かったとか遅かったとか。本当に大変。

 今や誰がコロナに感染していてもおかしくないし、それを責めてもいけないと思う。

私の公演でも……

 ここ韓国でもコロナは猛威を振るい、最近の感染者数は毎日約千人だ。

 今日は、韓国で、もしコロナに感染してしまったらどうなるかを、簡単に説明したい。

 ここではコロナに感染すると、入院か、症状がない場合は自主隔離ですが、さらに無条件で各市町村のホームページで番号を付けられ公開されます。

 その近辺の住民すべての携帯にアラーム通知され、何日か前の動線も公開され、例えば、感染した人と同じ店にいた人たちへ連絡が行き、検査を義務づけられます。

 それは、お店に入る時、身元を記録しておくシステムになっているからで、最近ではある番号に電話するだけで良いとか、QRコードを読み取らすとか、いくつかありますが、それだけで、個人を特定できるということです。

 わたしも11月の後半、某楽団とコンチェルトをした翌日に、携帯にこんなメッセージが来ました。

 昨日の公演のスタッフの中に、新型コロナウイルス感染者との濃厚接触者がいました。その濃厚接触者も今朝その連絡を受け検査に向かっていて、結果は明日出るため、昨日の公演関係者は全員自宅で自主隔離してください。

 びっくりした!!

 もう本当にコロナは目前にいるんだと確信した。

 そこからはいろんなことを考える。その濃厚感染者っていったい誰だったのか? どれくらい近づいたのか? 食事の時に同席していた人? なんで、その日に会場に来たんだ!?

 などなど。

 けど、仕方ない。その人も仕事で来てて、今は検査に行っててどんだけ不安なのだろうかと思うと何も責められない。

拡大楽団とのコンチェルト風景
 幸い、その人は陰性だったが、これがもし陽性だったとしたら大変なことになっていた。

 昨夜の某楽団のコンサートは出演者含めスタッフまでだと80人はいた。そして観客がコロナ対策で3分の1に制限されていて約300人。

 この計400人弱の全員が検査に行かなくてはならなくなり、うちその何人かは感染していただろう。

 そうでなくても、この公演は公的楽団が、公的劇場で行ったもので、実はその役所からの猛反対を押し切って主催者が開催したものだった。楽団の指揮者が、公演のない最近の暗い世の中のムードや、演者のことを考えてくれて、決行した公演だった。

 なので、なおさら感染者がでていてたら、その指揮者に全責任がいっていたに違いない。

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筆者

ミン・ヨンチ

ミン・ヨンチ(閔 栄治) ミュージシャン 韓国伝統音楽家

大阪生まれ。幼少の頃からブラスバンドやドラムを経験し、高校から韓国へ。旧李王朝雅楽部養成所であった国立国楽高等学校に入学、ソウル大学音楽学部国楽科卒。1992年サムルノリ競演大会個人部最優秀賞。1992年国楽室内管弦楽団「スルギドゥン」に入団。1993年スーパー・パーカッション・グループ「PURI」創団メンバー。イ・ムンセ(歌手)のテレビ番組にも出演。現在も韓国伝統音楽とジャンルの違う音楽とのコラボレーションに活動中で、2009年に立ち上げた公演「新韓楽」ではジャズとコラボ―レーションした。日韓両国で数多くの公演。アルバム「HANA」(2015年/ユニバーサルミュージック・ジャパン)をリリース。ライブでは日本全国3万人を動員。国楽管弦楽の作曲にも力を入れ、2014年韓国文化芸術委員会で作曲賞受賞。「大衆に楽しんで聞いてもらえる楽曲作り」を目指す。現在、韓国芸術総合大学、梨花女子大学、秋藝芸術大学講師。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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