2021年01月03日
明けましておめでとうございます。
2020年は世界中が新型コロナウイルスで大ダメージを受けた年でしたが、今年はぜひ!全世界が明るくいい年になってほしいもんです!!
しかしまだまだどこの国でも、新型コロナウイルス対策やワクチンの話題で持ちきり。どこかの国の首相は対応が早かったとか遅かったとか。本当に大変。
今や誰がコロナに感染していてもおかしくないし、それを責めてもいけないと思う。
ここ韓国でもコロナは猛威を振るい、最近の感染者数は毎日約千人だ。
今日は、韓国で、もしコロナに感染してしまったらどうなるかを、簡単に説明したい。
ここではコロナに感染すると、入院か、症状がない場合は自主隔離ですが、さらに無条件で各市町村のホームページで番号を付けられ公開されます。
その近辺の住民すべての携帯にアラーム通知され、何日か前の動線も公開され、例えば、感染した人と同じ店にいた人たちへ連絡が行き、検査を義務づけられます。
それは、お店に入る時、身元を記録しておくシステムになっているからで、最近ではある番号に電話するだけで良いとか、QRコードを読み取らすとか、いくつかありますが、それだけで、個人を特定できるということです。
わたしも11月の後半、某楽団とコンチェルトをした翌日に、携帯にこんなメッセージが来ました。
昨日の公演のスタッフの中に、新型コロナウイルス感染者との濃厚接触者がいました。その濃厚接触者も今朝その連絡を受け検査に向かっていて、結果は明日出るため、昨日の公演関係者は全員自宅で自主隔離してください。
びっくりした!!
もう本当にコロナは目前にいるんだと確信した。
そこからはいろんなことを考える。その濃厚感染者っていったい誰だったのか? どれくらい近づいたのか? 食事の時に同席していた人? なんで、その日に会場に来たんだ!?
などなど。
けど、仕方ない。その人も仕事で来てて、今は検査に行っててどんだけ不安なのだろうかと思うと何も責められない。
昨夜の某楽団のコンサートは出演者含めスタッフまでだと80人はいた。そして観客がコロナ対策で3分の1に制限されていて約300人。
この計400人弱の全員が検査に行かなくてはならなくなり、うちその何人かは感染していただろう。
そうでなくても、この公演は公的楽団が、公的劇場で行ったもので、実はその役所からの猛反対を押し切って主催者が開催したものだった。楽団の指揮者が、公演のない最近の暗い世の中のムードや、演者のことを考えてくれて、決行した公演だった。
なので、なおさら感染者がでていてたら、その指揮者に全責任がいっていたに違いない。
結局、その濃厚接触者の陰性の連絡をうけて私自身も安心はしたものの、もし陽性だったら、 これまで感染した方たちに非常に申し訳ないけど、韓国では恐ろしいことになる。
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