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サラリーマンソングは「昭和」をあぶりだす? その2

【33】ハナ肇とクレージーキャッツ「スーダラ節」ほか

前田和男 翻訳家・ノンフィクション作家

稀代の〝毒消し男〟 植木等

 さて、ここまでは、われながら上首尾の立論だと自負していた。ところが、読者諸賢に指摘される前に白状するが、実は大いなる欠陥と矛盾があることに気づかされた。

 たしかにクレージーキャッツの「サラソン」シリーズは、高度成長という時代の気運をうけて、「旧サラリーマン」に対する「妬み」と「憧れ」に掛け算が成立し、大ヒットとなったのはその通りだろうが、しかしそれに乗った国民には、いささか後ろめたい躊躇いと戸惑いがあったのでは

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筆者

前田和男

前田和男(まえだ・かずお) 翻訳家・ノンフィクション作家

1947年生まれ。東京大学農学部卒。翻訳家・ノンフィクション作家。著作に『選挙参謀』(太田出版)『民主党政権への伏流』(ポット出版)『男はなぜ化粧をしたがるのか』(集英社新書)『足元の革命』(新潮新書)、訳書にI・ベルイマン『ある結婚の風景』(ヘラルド出版)T・イーグルトン『悪とはなにか』(ビジネス社)など多数。路上観察学会事務局をつとめる。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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