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サラリーマンソングは「昭和」をあぶりだす? その1

【32】ハナ肇とクレージーキャッツ「スーダラ節」ほか

前田和男 翻訳家・ノンフィクション作家

「♪ああそれなのに」で知ったサラリーマンの正体

 それは、小学校から進んだ中高一貫男子校の中学3年のことだった。私学だったので経済的にゆとりのある中小の自営業者の子弟が多く、「勤め人」の中のアッパークラスであった「サラリーマン」の家庭の比率は小学校よりやや上がったものの2、3割ていどであった。

 所属していた柔道部の春か夏休みの合宿の打ち上げの懇親会の席で、大学に進学して指導にやってきた4、5歳以上年上の「大先輩」から、「英語の勉強に役立つから」との触れ込みで、奇妙な唄を聞かされた。これぞわが人生で出会った「サラソン」第一号で

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筆者

前田和男

前田和男(まえだ・かずお) 翻訳家・ノンフィクション作家

1947年生まれ。東京大学農学部卒。翻訳家・ノンフィクション作家。著作に『選挙参謀』(太田出版)『民主党政権への伏流』(ポット出版)『男はなぜ化粧をしたがるのか』(集英社新書)『足元の革命』(新潮新書)、訳書にI・ベルイマン『ある結婚の風景』(ヘラルド出版)T・イーグルトン『悪とはなにか』(ビジネス社)など多数。路上観察学会事務局をつとめる。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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