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『ローズのジレンマ』に出演、村井良大インタビュー/下

人生には楽しいポイントがあることを忘れさせない作品

橘涼香 演劇ライター


『ローズのジレンマ』に出演、村井良大インタビュー/上

大地さんが演じた途端、ローズの魅力が深まる

──共演者の皆さんに感じている魅力はどうですか?

 稽古場で一番笑っていらっしゃるんじゃないかな? と感じるのが別所(哲也)さんなんですが、別所さんが笑うと温かい気持ちになるんです。とても懐の深い方で、包容力があって、なんでも受け入れて下さる。そういう別所さんが演じている亡霊のウォルシュが、ちょっと神経質で繊細な部分のある役で。あんなに寛容な別所さんが、とても小さいことを気にしているお芝居をされているのが面白いです。

──そのウォルシュは村井さん演じるクランシーには見えていないんですよね?

 そうなんです! 見てはいけないんですがつい目が行ってしまうので(笑)。「あ、そういう芝居をしていたんだ!」みたいにならないようにしないといけないですね。

拡大村井良大=岩田えり 撮影

──また、神田沙也加さん演じるアーリーンとクランシーが恋をするとお聞きしていますが。

 そのようなシーンがあります。二人の関係がどう発展していくか?はこれからなんですけれども、今のところクランシー的には前途多難で(笑)。どうやってアーリーンの心を開いて行こうかなと。でも演じる神田さんはとてもフレンドリーな方で、初対面の時から「さーやと呼んで下さい」とおっしゃって下さって。先輩なのですがとても優しくて、色々なことに興味のアンテナをお持ちになって、誰にでも気さくに話しかけられる社交的な方という印象です。だからこそアーリーンがローズを細やかに支える、少しでも手が必要だと感じた途端にパッと助けにいく役柄がピッタリだなと思います。

──そしてそのタイトルロールのローズが大地真央さんですね。

 僕は本を読んだ時に一番わからなかったのがローズという人物のキャラクターだったんです。読めば読むほど謎が深まるばかりで、ビジョンとして浮かばなかったと言うか…。この女性はどういう人物なのかな? と思っていたのですが、大地さんが演じられると一瞬でそんなことを忘れさせてくれるくらい物語に没入できて!大地さんが演じるローズは謎ではなく、魅力が深まるばかりです。

拡大村井良大=岩田えり 撮影

──それは素敵ですね!

 ですから今は、ローズのマインドがどこから来ているのかがすごく興味深いですし、稽古場で目が離せないという気持ちでいます。

──キャスト四人という凝縮された作品だからこそ、皆さんの関係性も深まるのでは?

 そうですね。それぞれのやりとりがとても面白いです。

◆公演情報◆
『ローズのジレンマ』
東京:2021年2月6日(土)~2月25日(木) シアタークリエ
大阪:2021年2月27日(土)~3月1日(月) 新歌舞伎座
愛知:2021年3月3日(水) 刈谷市総合文化センター アイリス
公式ホームページ
[スタッフ]
作:ニール・サイモン
翻訳・演出:小山ゆうな
[出演]
大地真央、神田沙也加、村井良大、別所哲也
 
〈村井良大プロフィル〉
 東京都出身。2007年のドラマ『風魔の小次郎』でドラマ初主演を飾り、以降『仮面ライダー ディケイド』『戦国鍋TV』などの映像作品や舞台で人気を集める。主な出演作は、『INSPIRE 陰陽師』、『生きる』、『デスノート THE MUSICAL』、『ピカソとアインシュタイン~星降る夜の奇跡~』『あなたの初恋探します』『RENT』など。4月から舞台『魔界転生』への出演が決まっている。
公式ホームページ
公式twitter

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筆者

橘涼香

橘涼香(たちばな・すずか) 演劇ライター

埼玉県生まれ。音楽大学ピアノ専攻出身でピアノ講師を務めながら、幼い頃からどっぷりハマっていた演劇愛を書き綴ったレビュー投稿が採用されたのをきっかけに演劇ライターに。途中今はなきパレット文庫の新人賞に引っかかり、小説書きに方向転換するも鬱病を発症して頓挫。長いブランクを経て社会復帰できたのは一重に演劇が、ライブの素晴らしさが力をくれた故。今はそんなライブ全般の楽しさ、素晴らしさを一人でも多くの方にお伝えしたい!との想いで公演レビュー、キャストインタビュー等を執筆している。

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