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スマホを持つ義務が国民に課せられる?――「デジタル弱者」の愚痴

杉田聡 帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史)

健康を維持したい

rudall30shutterstock拡大rudall30/Shutterstock.com

 私がスマホを持たない第2の理由は、健康をこれ以上害したくないということである。

 スマホをもつと、多かれ少なかれそれに依存的になるようだ(アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』新潮新書)。たまに帰省するわが子が、会話中に何度もスマホを取り出して見入るさまを、いつもため息をもって眺めている。スマホを持てば、多分私も“依存症”になる。

 だが液晶画面を見、そのブルーライトを長く浴びれば、目や身体等に悪影響があり、ストレスは増す。それはパソコンですでに十分に経験ずみである。しかも、スマホで無線LANによる高速大容量通信を行なえば、多量の電磁波が発生する。その健康影響が指摘されてすでに久しい。

イライラを減らしたい

 私がスマホを持たないのは、第3に、

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筆者

杉田聡

杉田聡(すぎた・さとし) 帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史)

1953年生まれ。帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史)。著書に、『福沢諭吉と帝国主義イデオロギー』(花伝社)、『逃げられない性犯罪被害者——無謀な最高裁判決』(編著、青弓社)、『レイプの政治学——レイプ神話と「性=人格原則」』(明石書店)、『AV神話——アダルトビデオをまねてはいけない』(大月書店)、『男権主義的セクシュアリティ——ポルノ・買売春擁護論批判』(青木書店)、『天は人の下に人を造る——「福沢諭吉神話」を超えて』(インパクト出版会)、『カント哲学と現代——疎外・啓蒙・正義・環境・ジェンダー』(行路社)、『「3・11」後の技術と人間——技術的理性への問い』(世界思想社)、『「買い物難民」をなくせ!——消える商店街、孤立する高齢者』(中公新書ラクレ)、など。

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