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橋本聖子さん会長選考プロセスをめぐる5つの疑問

「私たち世代の聖子さん」を腹を括って応援するしかない

野菜さらだ コラムニスト/言語聴覚士

聖子さんに決まるまでの素朴な5つの疑問

 2月3日の森氏の失言問題から、わずか2週間余の大展開。この間に起きた様々な出来事も、一般人の私たちには???の連続であった。私の周辺でも聞かれていたいくつかの疑問をここに提示してみたい。

疑問その1:意思決定プロセスの「透明性」とは何だろうか?

 会長に橋本氏が決まるまでのプロセスは「透明性を担保する」と関係者から言われつつも、正式決定の前に「橋本氏に一本化の見通し」など各種報道が流れていた。その前の川淵三郎氏のときも、決定する前からご本人までもが取材に応じて様々に語る様子を目にしたが、今回もまた、どこからともなく情報は漏れてくるのだと思えた。

森喜朗会長の後任として名前が上がったものの、プロセスが「不透明」としてすぐ辞退することになった川淵三郎氏拡大森喜朗会長の後任として名前が挙がったものの、プロセスが「不透明」としてすぐ辞退することになった川淵三郎氏

 まさか情報を事前に漏らすことが「透明性」ではないだろう。かと言って、会長を選考するための委員会は立ち上げられたものの、当初は誰がメンバーかも公表されず、話し合いの内容も非公開で、どこを指して「透明性」と言っていたのか、未だによくわからない。

 おそらく、適切に表現するならば、透明性とは「意思決定プロセスの公平性」だったのではないだろうか、と今振り返ってそう思える。

疑問その2:会長不在時には、副会長がその任を取るのでは?

 私もそうだがこの組織委員会とはいったい誰で構成されているのか、

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筆者

野菜さらだ

野菜さらだ(やさいさらだ) コラムニスト/言語聴覚士

本名・三田地真実(星槎大学大学院教育学研究科教授) 教員、言語聴覚士として勤務後、渡米。米国オレゴン大学教育学部博士課程修了(Ph.D.)。専門は応用行動分析学・ファシリテーション論。2016年からオンライン会議システムを使ったワークショップや授業を精力的に行っている。著書に『保護者と先生のための応用行動分析入門ハンドブック』など。教育雑誌連載と連動した 「教職いろはがるた」の動画配信中!

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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