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平間壮一インタビュー(下)、『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』出演

この作品には前向きなパワーが詰まっている

橘涼香 演劇ライター


平間壮一インタビュー(上)

「TETSUHARUさんズルいな~」と思わせるチャーミングさ

──演出・振付のTETSUHARUさんとご一緒されていかがですか?

 TETSUHARUさん自身が役者に寄り添って下さる方で。演出家として「自分のイメージしているものを完全に再現してくれ」というタイプの方ではなく、皆が演じるのを見て、そこから生まれてくるものをくみ取りながら「皆がこう動くとしたら、じゃあこういう方向でやってみようか?」という組み立て方をして下さるんです。だからいつも皆と一緒にいてくれる、むしろキャストのようです。

拡大平間壮一=宮川舞子 撮影〈スタイリスト:岡本健太郎/ヘアメイク:宮内宏明(M’s factory)〉

──そんなに皆さんとご一緒に?

 キャストの中のリーダーみたいですね。もちろん知識も豊富ですし、数々の作品の演出もされてきているので、確固たるものもきちんとお持ちで、それを演じて見せても下さいます。また、これがすごいんですよ!とてもチャーミングで、思わず笑ってしまうようなところもあって「TETSUHARUさんズルいな~」と思います(笑)。でも決してその通りにやって!という訳ではなくて、柔軟に提案して下さるので。

──では役者さん側からもどんどんアイディアを発信していける?

 そうですね。小道具ひとつを取っても、Microさんと僕で違うものを持っていても「それぞれでOK」と言ってくれます。ウスナビ役はMicroさんと僕のWキャストですけれども、一緒にやっていると、TETSUHARUさんも加わってトリプルキャストでいけると思います!(笑)。しかも三人の背格好も似ているので、三人で作っている感覚が強いです。

──また共演者の皆様も多彩な面々ですね。

 とても嬉しいのは、皆が「居心地の良い現場だね」と言ってくれることで、僕自身もそれを強く感じているので良かったなぁと思っています。東啓介さんのように、共演する前からずっと親しかった人もいますし、はじめましての人もいるのですが、自然に「じゃあちょっとここやってみる?」という感じでどんどん進んでいけるんです。しかも皆さんすごく個性的で!色々なところが光っている素敵なカンパニーだと思います。

──先ほどもお話に出たように群像劇で、多くの人の人生が描かれている作品ですから、皆さんが個性的というのはピッタリですね。

 本当にそう思います。皆の個性で作品がより輝いていっていますね。

◆公演情報◆
Broadway Musical
『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』
プレビュー:2021年3月27日(土)〜3月28日(日) 鎌倉芸術館 ⼤ホール
⼤阪:2021年4月3日(土)〜4月4日(日) オリックス劇場
名古屋:2021年4月7日(水)〜4月8日(木) ⽇本特殊陶業市⺠会館ビレッジホール
東京:2021年4月17日(土)〜4月28日(水) TBS⾚坂ACTシアター
公式ホームページ
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[スタッフ]
原案・作詞・作曲:リン=マニュエル・ミランダ
脚本:キアラ・アレグリア・ウデス
演出・振付:TETSUHARU
翻訳・訳詞:吉川 徹
歌詞:KREVA
⾳楽監督:岩崎 廉
[出演]
Micro[Def Tech]/平間壮⼀(Wキャスト)、林翔太/東啓介(Wキャスト)、⽥村芽実、⽯⽥ニコル、阪本奨悟 ほか
 
〈平間壮一プロフィル〉
2007年、舞台『FROGS』でデビュー。高度なダンススキルを武器に多くの演劇作品に出演。2015・2017年、ミュージカル『RENT』ではエンジェル役で出演。2017年、劇団☆新感線『髑髏城の七人~Season月《上弦の月》』では迫力あるアクションで観客を魅了。2018年の舞台『Indigo Tomato』ではサヴァン症候群の青年という難役で主演を務め、好評を集め翌年には再演も実現。2020年のミュージカル『RENT』ではマーク役を演じ話題となった。
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筆者

橘涼香

橘涼香(たちばな・すずか) 演劇ライター

埼玉県生まれ。音楽大学ピアノ専攻出身でピアノ講師を務めながら、幼い頃からどっぷりハマっていた演劇愛を書き綴ったレビュー投稿が採用されたのをきっかけに演劇ライターに。途中今はなきパレット文庫の新人賞に引っかかり、小説書きに方向転換するも鬱病を発症して頓挫。長いブランクを経て社会復帰できたのは一重に演劇が、ライブの素晴らしさが力をくれた故。今はそんなライブ全般の楽しさ、素晴らしさを一人でも多くの方にお伝えしたい!との想いで公演レビュー、キャストインタビュー等を執筆している。

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