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同性婚のある社会で暮らして見えてきた結婚の自由の意義

社会の公正と生産性の向上を目指す布石として同性婚を認めること

山田公二 カナダ在住 非営利団体職員

法的な婚姻関係で保障される自由

 その後カナダでは、性別にかかわらず婚姻年齢に達したすべての人に婚姻の自由が認められ、同性婚が可能となった。当時私は、地元に近い西宮の非営利団体に勤めていた。私とカナダ人のパートナーが一緒に暮らしていることは雑談などで話に出してはいたが、外国人と一緒に暮らしているということが目立って、男性どうしで暮らしていることについては注意を引かずに済んでいた。しかし、いよいよ結婚を登録するためにカナダに一時渡航することになり、勤め先である団体に休暇届を出す必要があった。

 事務局次長に休暇の願いを口頭で伝え、理由を尋ねられたので

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筆者

山田公二

山田公二(やまだ・きんじ) カナダ在住 非営利団体職員

兵庫県神戸市生まれ。2004年にカナダ人のパートナーとカナダで同性婚。2008年、大阪大学大学院人間科学研究科在籍中に国際交流基金トロント日本文化センターへ運営専門員として派遣を受け渡加。カナダ市民権(国籍)を取得しカナダ人として暮らす。現在はトロントで子どもの精神衛生を扱う専門機関 Child Development Institute 職員