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イケイケの『週刊文春』が自滅しないよう、『週刊○×』にがんばってほしい

青木るえか エッセイスト

週刊誌が元気を失ってくると、こんな広告が増えてくる

 週刊誌が力を失っていく時には兆候のようなものがある。

先端的な写真週刊誌として一世を風靡していた頃の「アサヒグラフ」。正田美智子さま(現・皇太后)を表紙にした1958年12月14日号拡大先端的な写真週刊誌としてイケイケだった頃の「アサヒグラフ」。正田美智子さま(現・上皇后)を表紙にした1958年12月14日号
 朝日新聞には『アサヒグラフ』という写真週刊誌(といっていいのだろうか? 『FRIDAY』みたいなものとはまるで趣を異にする、真面目系の週刊誌)があって、ずいぶん売れていた時期もあり、その売れている時から、「『アサヒグラフ』に載ってる広告はなんか不思議」だと思っていた。

 ふつうの週刊誌とちょっとちがう、健康食品関係とか、便利グッズ系の商品の通販、あまり聞いたことがないブランドのオーディオ製品なんかの地味な広告が主に載っていた。これは『アサヒグラフ』がイケイケだった時代からそうだったので、ずっと不思議に思っていたのだった。なんでこんなに地味な、他で見ないような広告ばっかり載ってるんだろうと。

 週刊誌、それもグラフ誌の広告なんて、イケイケのデザイナーが腕をふるってみせる場所だろうに、そういう雰囲気はあんまりなくて、業界新聞の名刺広告っぽいようなのが(いや、いちおう商品写真なんかは載ってましたが)並んでたからなあ。あれはなんだったんだろう。

 週刊誌が元気を失ってくると、広告が

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筆者

青木るえか

青木るえか(あおき・るえか) エッセイスト

1962年、東京生まれ東京育ち。エッセイスト。女子美術大学卒業。25歳から2年に1回引っ越しをする人生となる。現在は福岡在住。広島で出会ったホルモン天ぷらに耽溺中。とくに血肝のファン。著書に『定年がやってくる――妻の本音と夫の心得』(ちくま新書)、『主婦でスミマセン』(角川文庫)、『猫の品格』(文春新書)、『OSKを見にいけ!』(青弓社)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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