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「レコメンド」が生み出す快楽の不安

「不快」と対峙することで生まれるもの

天野千尋 映画監督

湧いてきた微かな違和感

拡大stoatphoto/shutterstock.com

 しかしそうしてしばらく聴いているうちに、微かな違和感が湧いてきた。

 つまり、私が何ひとつ考えたり動いたりしなくても、欲しいものだけが自動で与えられる。最適にレコメンドされたぬるま湯にずっと浸っていられる。それって何だか不気味じゃないか? そんな状態で生きていて大丈夫なんだっけ? と、ふと考えてしまった。

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筆者

天野千尋

天野千尋(あまの・ちひろ) 映画監督

1982年生まれ。約5年間の会社勤務の後、2009年に映画制作を開始。ぴあフィルムフェスティバルを始め、多数の映画祭に入選・入賞。主な作品に、短編『フィガロの告白』『ガマゴリ・ネバーアイランド』、長編『どうしても触れたくない』、アニメ『紙兎ロペ』の脚本など。19年、『ミセス・ノイズィ』が東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に選出された。日本映画批評家大賞脚本賞受賞。自ら執筆した小説版『ミセス・ノイズィ』(実業之日本社文庫)も刊行。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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