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「小室圭文書」を読破してわかった母子の野心のありかと嫌われる理由

矢部万紀子 コラムニスト

 小室圭さんが解決金を支払う方向だと、ネットニュースが教えてくれた。4月12日、夕刻のことだ。すごい勢いでコメントがついていた。概ね、不評である。

 秋篠宮家の長女眞子さまとの結婚が延期されて3年と2カ月。改めてというか、やっとというか、とにかく母・佳代さんと元婚約者との「金銭トラブル」について説明する文書を4月8日に公表した小室さん。「(解決金を渡してしまうと)早期解決と引き換えに借金でなかったものが借金であったことにされてしまう」「将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続ける」と大見えを切っていたのに、わずか4日後、一転して支払い方向への方針転換。うーん、小室さん、どうも腰が定まらない。

 一貫して、眞子さまの恋心を応援してきた私である

婚約が内定し、記者会見にのぞむ秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さん=3日午後3時、東京・元赤坂の赤坂東邸、代表撮影 2017年9月03日拡大婚約が内定し、記者会見にのぞむ眞子さまと小室圭さん= 2017年9月3日、東京・元赤坂の赤坂東邸、代表撮影

 皇室に生まれた女性は、誕生の瞬間から「男性でない」存在だ。それってつらいに違いないだろう。眞子さまは、「ここではないどこか」を求めている。だから小室さんとの結婚を望んでいる。それだけが「天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる」と皇室典範に定められている「皇族女子」の選択肢。そう思って応援してきた。

 だから、小室さんの「方針転換」が「結婚への道」になるなら大歓迎だ。が、どうもそうならないのがつらいところ。小室さんの代理人弁護士の説明によれば、方針転換の理由は「話し合いでの解決を目指していたという方針を明らかにすることができたので」だという。うーん、だったら最初から、セットで支払う方向も示せばよかったのでは?と私でも思う。

 それに加えて代理人さんときたら、「解決金を支払うことがダイレクトに結婚に結びつくかは分からない」と語ったそうで、まるで評論家みたいな口ぶりではと思ってしまう。説明文書も方針転換も、眞子さま同意の上だとも報じられていて、お二人、大丈夫かなあーと思ってしまう。

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筆者

矢部万紀子

矢部万紀子(やべ・まきこ) コラムニスト

1961年生まれ。83年、朝日新聞社に入社。宇都宮支局、学芸部を経て、週刊誌「アエラ」の創刊メンバーに。その後、経済部、「週刊朝日」などで記者をし、「週刊朝日」副編集長、「アエラ」編集長代理、書籍編集部長などをつとめる。「週刊朝日」時代に担当したコラムが松本人志著『遺書』『松本』となり、ミリオンセラーになる。2011年4月、いきいき株式会社(現「株式会社ハルメク」)に入社、同年6月から2017年7月まで、50代からの女性のための月刊生活情報誌「いきいき」(現「ハルメク」)編集長をつとめた後、退社、フリーランスに。著書に『美智子さまという奇跡』(幻冬舎新書)、『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』(ちくま新書)。最新刊に『雅子さまの笑顔――生きづらさを超えて』(幻冬舎新書)

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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