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「小室圭文書」を読破してわかった母子の野心のありかと嫌われる理由

矢部万紀子 コラムニスト

「理解してくださる方」は1人でいいの???

 小室さん、「国民の理解を得られない」沼に落ちている。それが、最大の問題だ。結婚延期の発表から半年、2018年8月にアメリカの大学へ留学した。

米国に向け、搭乗口に向かう小室圭さん(中央)=2018年8月7日午後6時8分、千葉県の成田空港20180807拡大米国に向かう小室圭さん(中央列、手前から3人目)=2018年8月7日、成田空港

 1年目が過ぎ、よい成績を修めている、論文で賞を取ったなどと報じられても、一向に風向きは変わらなかった。初年度途中の19年1月に金銭トラブルの経緯を説明する、この時は短い文書を発表したが、効果なし。

 それから2年3カ月、今回の文書は満を持してのものだった。普通、逆転サヨナラホームランを狙うものだろう。が、そうではないというか、そうなるかどうか瞬時にはわからないほどの長尺。その上、最初と最後に書かれていたのが「理解してくださる方が1人でもいらっしゃいましたら幸いです」。

 えー、1人でもいいの? これって、謙虚さの演出? そんな悠長なこと言ってる場合?

 全国1億2000万人が思ったのではないだろうか。なぜなら秋篠宮さまは18年11月、記者会見の席で「多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ」納采の儀は行えないと条件をはっきり示したのだ。「多くの人」と求められているのに、かなり追い詰められているのに、「1人でも」って。お二人、大丈夫かなー。2度目の感慨だ。

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筆者

矢部万紀子

矢部万紀子(やべ・まきこ) コラムニスト

1961年生まれ。83年、朝日新聞社に入社。宇都宮支局、学芸部を経て、週刊誌「アエラ」の創刊メンバーに。その後、経済部、「週刊朝日」などで記者をし、「週刊朝日」副編集長、「アエラ」編集長代理、書籍編集部長などをつとめる。「週刊朝日」時代に担当したコラムが松本人志著『遺書』『松本』となり、ミリオンセラーになる。2011年4月、いきいき株式会社(現「株式会社ハルメク」)に入社、同年6月から2017年7月まで、50代からの女性のための月刊生活情報誌「いきいき」(現「ハルメク」)編集長をつとめた後、退社、フリーランスに。著書に『美智子さまという奇跡』(幻冬舎新書)、『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』(ちくま新書)。最新刊に『雅子さまの笑顔――生きづらさを超えて』(幻冬舎新書)

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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