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『ダブル・トラブル』で初共演! 原田優一、太田基裕インタビュー/下

二つのチームで『ダブル・トラブル』という作品を完成させたい

橘涼香 演劇ライター


原田優一、太田基裕インタビュー/上

表現することに対する感覚が似ている

──そんな作品でタッグを組むお二人の、そもそもの出会いというと原田さん演出作品の『デパート!』になりますか?

原田:そうです! 三越劇場でやった、わたしが演出させていただいたミュージカル『デパート!』で、もっくんが主演をしてくれたのが出会いでした。

太田:「はじめまして」でしたね。

拡大原田優一(左)と太田基裕=岩田えり 撮影

──その時の印象から今現在に至る、お二人が感じるそれぞれの魅力はどうですか?

原田:何に対しても体当たりでやってくれるというイメージがありました。役者としての共演ということでは、今回が初めてなのですが「僕、覚えるのが遅いので」「いや、僕も遅いから!」みたいな会話を交わしつつも、『デパート!』の時に、ものすごく覚えるのが早い人だ!と思ったし、とても器用な人だなと。

太田:本当ですか?

原田:そうそう。だから全然覚えるのが遅い人だとは思っていなかったし、役としても予想以上に壊れてくれる、一直線に突き進んでくれるパワーがある人なんです。「ふぉ~ゆ~」のお二人も言ってくれていたのですが、カッコ悪いことにも怯まずチャレンジしてくれる姿がカッコイイです。こんなにイケメンなのに、そこまでチャレンジしてくれるんだ!というところがすごく好きです。

太田:『デパート!』もヒューマンコメディという作品だったのですが、演出を受けながら原田さんの笑いのセンスがすごく好きだなと思ったんです。とても楽しかった記憶が強かったので、今回共演者として笑いを共有できるということを楽しみにしていましたし、おこがましいようですが通じるところがあるなと感じています。

原田:それは感じる!ニューヨークに二人が到着したシーンで「ハリウッド、ハリウッド」と連呼した最後に「(小声で)ハリウ―ッド」って囁くんです。それが今日の稽古なんて本当にバッチリ合って!何も打ち合わせはしていないのに、お互いの耳元で「ハリウ―ッド」ってやれる。初の共演なのにその場の空気感で瞬間にそれができてしまう、というのはいいなぁと。ここがバチッと合うのは、お芝居をすることだったり、何かを見せることに対する感覚が似ているんじゃないかな? と勝手に思っています!

太田:原田さんとは目を見て話せるんです。当たり前に思われるかもしれませんが、それって意外に難しいことなんですよ。でも原田さんとは、普通に会話している時からお互いに嘘がなく、にごりなく話せる。だから一緒にお芝居をしていても、歌っていても、すごく自然にいられる何かを感じます。先輩の器の大きさ故なのですが。

原田:いやいやいや。

太田:ありがたいなと思っています。

拡大原田優一(左)と太田基裕=岩田えり 撮影

──では兄弟役はピッタリくる?

原田:そうですね。この舞台では兄弟としている時だけでなくて、別の役として居ることも結構あって、お互いに相手が女性の時もありますから、その時々で変化できるのはもっくんとの良い関係性が築けているからかなと思います。

◆公演情報◆
拡大『ダブル・トラブル』ブロードウェイチーム
ミュージカル『ダブル・トラブル』
(A Musical Tour de Farce)
〇プレビュー公演:志木市民会館パルシティ
5月2日(日) 17:30  ◇ハリウッドチーム
5月3日(月・祝) 12:00  ◆ブロードウェイチーム
〇大阪:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
5月7日(金)~9日(日)  ◇:ハリウッドチーム
〇東京:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
5月6日(木)~16日(日)  ◆:ブロードウェイチーム
〇東京:よみうり大手町ホール
5月12日(水)~30日(日) ※両チームあり

※緊急事態宣言の発令に伴い、上演が一部中止となっております。最新の公演情報につきましては、公式サイトにてご確認ください。

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[スタッフ]
脚本・作詞・作曲:ボブ・ウォルトン&ジム・ウォルトン
翻訳・訳詞:高橋亜子
演出:ウォーリー木下
音楽監督:落合崇史/大塚茜
振付:TETSUHARU
タップ振付:本間憲一
[出演]
〈ハリウッドチーム〉
福田悠太(ふぉ~ゆ~) 、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、 ピアノ:小林 創
〈ブロードウェイチーム〉
原田優一 、太田基裕 、ピアノ:堀 倉彰/中原裕章
 
〈原田優一プロフィル〉
 9歳で劇団若草に入団。「ミス・サイゴン」「レ・ミゼラブル」といった数々の名作ミュージカルでメイン・キャストを務める傍ら、舞台演出や子供達に向けた演技指導など、多岐に渡り活動する。近年の出演舞台作品に、『マリー・アントワネット』、『リューン~風の魔法と滅びの剣~』、『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』、『Fly by night~君がいた』『忠臣蔵 討入・る祭』など。7 月には「Being at home with Claude ~クロードと一緒に~」への出演が控える。
公式ホームページ
公式twitter
 
〈太田基裕プロフィル〉
 2009 年、ミュージカル『テニスの王子様』で舞台デビュー以降、舞台『弱虫ペダル』シリーズ、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ、『ジャージー・ボーイズ』など、幅広いジャンルの舞台で活躍。近年の主な出演作品は、ミュージカル『アメリ』、『イノサンmusicale』、『サンセット大通り』『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』『ローマの休日』『EDGES-エッジズ-』など。6 月より主演ロックミュージカル『MARS RED』が控える。
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筆者

橘涼香

橘涼香(たちばな・すずか) 演劇ライター

埼玉県生まれ。音楽大学ピアノ専攻出身でピアノ講師を務めながら、幼い頃からどっぷりハマっていた演劇愛を書き綴ったレビュー投稿が採用されたのをきっかけに演劇ライターに。途中今はなきパレット文庫の新人賞に引っかかり、小説書きに方向転換するも鬱病を発症して頓挫。長いブランクを経て社会復帰できたのは一重に演劇が、ライブの素晴らしさが力をくれた故。今はそんなライブ全般の楽しさ、素晴らしさを一人でも多くの方にお伝えしたい!との想いで公演レビュー、キャストインタビュー等を執筆している。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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