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落語、講談は座って、浪曲は立って

近くて違う日本の「語り芸」について【上】

玉川奈々福 浪曲師

落語、講談、浪曲、何が違う?

 とはいえ。

 それでも広い世間の片隅かもしれないけれど、落語と講談と浪曲という、超ミニマムな芸が、融合もせずにそれぞれ独立していて、それがいま、東京で毎日のように聞けるし、毎日開かれている会の数はかなりにのぼっている……という状況は、厳然として、ある。

 相当数のお客様が、「落語にしようか、講談にしようか、浪曲にしようか」と選びながら、楽しまれている現実が、ある。

 コントや、漫才的なものや、スタンダップコメディは世界各国にあるけれど、そんなに、いくつも物語を「聞く」大衆芸能があるって、面白い状況じゃないかと思います。

 いろいろ、違うんですよ。

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筆者

玉川奈々福

玉川奈々福(たまがわ・ななふく) 浪曲師

横浜市生まれ。出版社の編集者だった94年、たまたま新聞で浪曲教室のお知らせを見て、三味線を習い始め、翌年、玉川福太郎に入門。01年に曲師から浪曲師に転じ、06年、玉川奈々福の名披露目をする。04年に師匠である福太郎の「徹底天保水滸伝」連続公演をプロデュースして大成功させて以来、数々の公演を企画し、浪曲の魅力を広めてきた。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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