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「さざ波」発言の高橋洋一氏は、これで内閣官房参与とかいうと笑笑

東京五輪延期を決めた2020年3月のほうが「さざ波」では?

勝部元気 コラムニスト・社会起業家

 新型コロナウイルスの感染状況について、内閣官房参与を務める高橋洋一・嘉悦大教授がツイッターで「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と投稿したことに、大きな批判が集まっています。

内閣官房参与を務める高橋洋一・嘉悦大教授のツイッター拡大「さざ波」「笑笑」が問題になった高橋洋一・内閣官房参与のツイッター

 確かに、日本よりも感染者数の多い国々と比べると、そのグラフの波は穏やかに見えるかもしれません。ですが、日本に住む私たちが実際に体感している波は、決して「さざ波」レベルではありません。

 死者数は1万人を超え、阪神淡路大震災(6434人)を大きく上回りました。一部の医療現場は火の車で、自宅療養中に死亡する例も相次いでいます。失業率も上昇し、倒産件数や自殺者も増え、多くの国民が我慢を強いられているわけです。

 まるで「津波」に襲われるような生活を強いられている人も少なくない中で、「自分たちの命や生活を守るのに精一杯で、さすがに五輪を開催できる状況とは思えない」と考える国民を嘲笑するようなこの発言は、人の命や平穏な暮らしを軽んじるものであり、「市民感覚」からあまりにかけ離れています。

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筆者

勝部元気

勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家

1983年、東京都生まれ。民間企業の経営企画部門や経理財務部門等で部門トップを歴任した後に現職。現代の新しい社会問題を「言語化」することを得意とし、ジェンダー、働き方、少子非婚化、教育、ネット心理等の分野を主に扱う。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。株式会社リプロエージェント代表取締役、市民団体パリテコミュニティーズ代表理事。所有する資格数は71個。公式サイトはこちら

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