メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

「さざ波」発言の高橋洋一氏は、これで内閣官房参与とかいうと笑笑

東京五輪延期を決めた2020年3月のほうが「さざ波」では?

勝部元気 コラムニスト・社会起業家

「さざ波」よりも「笑笑」という嘲笑が問題だ

高橋洋一氏はその後、「世界の中で日本の状況を客観的に分析するのがモットーなので、それに支障が出るような価値観を含む用語は使わないようにします」と釈明の投稿をした

拡大高橋洋一氏はその後、「世界の中で日本の状況を客観的に分析するのがモットーなので、それに支障が出るような価値観を含む用語は使わないようにします」と釈明の投稿をした

 インターネット上の投稿やメディアでの取り上げ方を見ると、主に「さざ波」という表現を用いたことに対して批判が起こっているようですが、この発言の最大の問題点は、最後に「笑笑」をつけたことだと思います。

 たとえば、同じ「さざ波」という表現でも、「死者数が一桁多い国々と比べると、日本のグラフは“さざ波”に見えるかもしれないが、死者1万人というのは、絶対数として少なくない」といった使い方であれば、批判がここまで起こることはなかったはずです。

 ところが、高橋洋一氏は、五輪に反対する意見を嘲笑する文脈で「さざ波」という言葉を使いました。反対意見の中には、家族を新型コロナで失った人や医療現場で働く人もおそらくいる(※実際に当事者からの批判リツーイトも相次いでいました)にもかかわらず、その必死な願いをせせら笑うような態度を取ったわけですから、人々が怒りを覚えるのも当然でしょう。

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

勝部元気

勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家

1983年、東京都生まれ。民間企業の経営企画部門や経理財務部門等で部門トップを歴任した後に現職。現代の新しい社会問題を「言語化」することを得意とし、ジェンダー、働き方、少子非婚化、教育、ネット心理等の分野を主に扱う。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。株式会社リプロエージェント代表取締役、市民団体パリテコミュニティーズ代表理事。所有する資格数は71個。公式サイトはこちら

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

勝部元気の記事

もっと見る