メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

コロナ禍中の安心安全な国際イベントとは

エリザベート王妃音楽コンクール、決勝ラウンドへ

栗田路子 ライター、ジャーナリスト

真に参加者のための「安心安全」とは

 コンクールの運営母体は、こんな風に説明する。1年の間に、感染予防策の経験を積み、他国の国際イベントの成功事例から学び、感染症専門の委員会を設置して、緻密な方策を作り、それに沿って丁寧に進めてきたのだと。

 まず、全ての参加者は、ベルギー政府の水際対策(感染予防対策プロトコル)に従って渡航しなければならない。詳細は出発する国の感染状況によって異なるが、日本からの場合は、渡航のための航空機搭乗72時間前までに実施されたPCR検査の陰性証明が必須で、ベルギー到着後速やかに「渡航者追跡フォーム」に連絡先などの詳細を書き込んで当局に提出する。ただちに7日間の検疫隔離に入り、7日目に指定された場所でPCR検査を受けることが義務付けられる。違反すれば250ユーロの罰金で、文書偽造は刑事罰の可能性も

・・・ログインして読む
(残り:約1946文字/本文:約3377文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

栗田路子

栗田路子(くりた・みちこ) ライター、ジャーナリスト

上智大学卒。米国およびベルギーにてMBA取得。EU(欧州連合)主要機関が集まるベルギー・ブリュッセルをベースに、欧州の政治・社会事情(環境、医療、教育、福祉など)を中心に発信。共同通信47News、ハフィントンポストの他、 環境ビジネスや国際商業などのビジネス・業界誌に執筆。同人メディアSpeakUp Oversea’s主宰。共著に『コロナ対策 各国リーダーの通信簿』(光文社新書)。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです