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コロナ禍で日本の財産が滅びています! 芸術や文化は優先順位が下?

ミン・ヨンチ ミュージシャン 韓国伝統音楽家

特権を持っている人たちがルールを守っていない

臨時休館が続く東京国立博物館前の掲示=2021年5月12日午前10時29分、東京都台東区拡大臨時休館が続く東京国立博物館=2021年5月12日、東京都台東区

 レストラン、音楽関係、エンターテイメント関係、旅行業者も徹底した感染予防をすれば営業できます。日本医師会・中川会長の自見参議院議員の資金集めで、100人くらいのパーティを行ったとか。もちろん、批判されて猛省して当然ですが、逆に、できることを証明してくれてるんですよね。もっと、斜めに構えて言うなら、「僕ら、特権を持っている、高級な人間はできるんだけど、音楽や飲食、旅行などなどの君らは、ダメだよ」と言われている気がする。

 これはただ単に、何かの災難や災害、経済恐慌などが起きた時に、誰かを、何かを犠牲にしたり、そっちのせいにしたりすると、皆が納得し落ち着くという集団心理では、ないですよね!?

 あるいは、同調圧力? そこまで、考えてしまいます。

 過去に人間は集団で沢山の過ちを犯していますね。その時は分からなくても、後になって間違いだったと分かるのです。

 人間は非常時や有事の際に、判断力が落ちて、時に間違った結論を下し、それを正当化しながら同調し合い、どこかにはけ口を見出す。

 ちょっと飛躍していますが、このコロナ禍は有事と似ています。常に個々の次元でも検証をお願いしたい。銀座に人が居なかったら、なんか、頑張ってる感を得ませんか? なんか、対策やってる感を得ませんか? それをやっているのは、お店に行けない人も大変だけど、お店をやっている人はもっと大変だと思う。

 韓国も日本と

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筆者

ミン・ヨンチ

ミン・ヨンチ(閔 栄治) ミュージシャン 韓国伝統音楽家

大阪生まれ。幼少の頃からブラスバンドやドラムを経験し、高校から韓国へ。旧李王朝雅楽部養成所であった国立国楽高等学校に入学、ソウル大学音楽学部国楽科卒。1992年サムルノリ競演大会個人部最優秀賞。1992年国楽室内管弦楽団「スルギドゥン」に入団。1993年スーパー・パーカッション・グループ「PURI」創団メンバー。イ・ムンセ(歌手)のテレビ番組にも出演。現在も韓国伝統音楽とジャンルの違う音楽とのコラボレーションに活動中で、2009年に立ち上げた公演「新韓楽」ではジャズとコラボ―レーションした。日韓両国で数多くの公演。アルバム「HANA」(2015年/ユニバーサルミュージック・ジャパン)をリリース。ライブでは日本全国3万人を動員。国楽管弦楽の作曲にも力を入れ、2014年韓国文化芸術委員会で作曲賞受賞。「大衆に楽しんで聞いてもらえる楽曲作り」を目指す。現在、韓国芸術総合大学、梨花女子大学、秋藝芸術大学講師。

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