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新垣結衣&星野源の結婚で、文化(と少し政治)をつれづれなるままに考えた

矢部万紀子 コラムニスト

ガッキーの独立、「逃げ恥」の心意気とは

星野源さんとの結婚と事務所からの独立を発表した新垣結衣さん拡大星野源さんとの結婚と事務所からの独立を発表した新垣結衣さん

 「逃げ恥」スタートは、2016年10月。クリスマスには、エンディングの「恋ダンス」をキャロライン・ケネディ駐日大使(当時)が踊るほどの大人気。21年1月2日には「新春スペシャル」が放送され、平均視聴率は15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 どちらも見て、その楽しさと心意気に感服していた1人だから、みくり(新垣さん)と平匡(星野さん)の結婚はうれしかった。と同時に、もう一つうれしいことがあった。それは、新垣さんの事務所からの独立。結婚と同時に発表されたと19日の夜中にネットニュースで知り、反射的に「やったね」と思った。

 連名での発表とは別に、自身のオフィシャルファンクラブのサイトで結婚と独立を発表した新垣さん。独立について説明する文章を読んで、ニンマリした。そっかー、ガッキー、なんか「逃げ恥」っぽくてよいなー。そう思った。

 今年、仕事を始めてちょうど20年になる。新垣さんは、そう書いていた。だから独立を「二度目の成人を迎えたような」気持ちだ、と。そして、こう続けた。「これからもより一層、お仕事一つ一つに、そのすみずみに、責任と真心を持って向き合い、なにより、楽しむ気持ちと感謝の気持ちを大切にしながら歩んでゆけたらと思っています」。うん、これって、みくりっぽいっていうか、「逃げ恥」っぽい。

 「逃げ恥」は、偽装結婚から恋が生まれるラブストーリー。でも私にとって一番印象に残っているのは、「それは、やりがい搾取です」というみくりの台詞だった。不勉強ゆえ、それまで「やりがい搾取」という言葉を知らなかった。でも、みくりが言った途端

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筆者

矢部万紀子

矢部万紀子(やべ・まきこ) コラムニスト

1961年生まれ。83年、朝日新聞社に入社。宇都宮支局、学芸部を経て、週刊誌「アエラ」の創刊メンバーに。その後、経済部、「週刊朝日」などで記者をし、「週刊朝日」副編集長、「アエラ」編集長代理、書籍編集部長などをつとめる。「週刊朝日」時代に担当したコラムが松本人志著『遺書』『松本』となり、ミリオンセラーになる。2011年4月、いきいき株式会社(現「株式会社ハルメク」)に入社、同年6月から2017年7月まで、50代からの女性のための月刊生活情報誌「いきいき」(現「ハルメク」)編集長をつとめた後、退社、フリーランスに。著書に『美智子さまという奇跡』(幻冬舎新書)、『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』(ちくま新書)。最新刊に『雅子さまの笑顔――生きづらさを超えて』(幻冬舎新書)

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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