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大坂なおみ選手に記者会見を嫌がられて当然、マスコミ・TVムラの傲慢さ

“プロ”になるべきはむしろマスメディアのほうだ

勝部元気 コラムニスト・社会起業家

 大坂なおみ選手が、アスリートのメンタルヘルスを無視した記者会見について抗議を示すため、全仏オープンの会見出席を拒否したところ、大会側から罰金を科されて、棄権した問題が、世界中で大きな話題になっています。

 様々なアスリートや著名人から世界規模で共感・連帯の声が上がり、NIKE等のスポンサーも支持を表明しています。ですが、大坂選手の“母国”であるはずの日本における報道では、当初そのような声はあまり聞こえず、むしろ「プロフェッショナルではない」「わがままだ」といった非難のほうが目立っていました。

全仏オープンを棄権する意向を表明した大坂なおみのツイート=大坂のツイッターアカウントから拡大全仏オープンを棄権する意向を表明した大坂なおみのツイート=大坂のツイッターアカウントから
 たとえば、元TBSアナウンサーで京産大客員教授の吉川美代子氏は、5月31日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)で、「プロだったら記者会見に出るっていうのも当たり前のことだと思う」「自分はSNSで言いたいことを発信します、オカネをもらってCMにも出ます、でも、嫌なことを聞かれるかも知れない記者会見は拒否しますっていうのはいかがなものか」と発言しています(2021年5月31日、スポーツ報知)。

 また、同放送でMCを務める宮根誠司氏も、「大坂選手って、僕もインタビューしたことあって、とてもキュートでかわいらしい人なんですけど」「ある意味、タフな質問をかわすってことが彼女はまだできない人かも知れないですよね」と、まるで子供扱いするような発言をしていました(2021年5月31日、スポーツ報知)。

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筆者

勝部元気

勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家

1983年、東京都生まれ。民間企業の経営企画部門や経理財務部門等で部門トップを歴任した後に現職。現代の新しい社会問題を「言語化」することを得意とし、ジェンダー、働き方、少子非婚化、教育、ネット心理等の分野を主に扱う。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。株式会社リプロエージェント代表取締役、市民団体パリテコミュニティーズ代表理事。所有する資格数は71個。公式サイトはこちら

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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