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仙名彩世インタビュー/上

音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』ならではの世界を!

橘涼香 演劇ライター

 映画『コンフィデンスマンJP』など、数々のヒット作を生み出し続ける古沢良太が脚本・シリーズ構成を手がけた人気アニメ『GREAT PRETENDER』が、宮田俊哉の主演による音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』として、7月4日~25日東京建物 Brillia HALL、8月4日~8日大阪・オリックス劇場で上演される。

 『GREAT PRETENDER』は、世界を舞台に繰り広げられるスリリングな、騙し騙されの“コンゲーム”としての巧みな物語展開と、随所に散りばめられた軽妙なユーモア、細やかでバラエティ豊かな登場キャラクターの造形が、幅広い層から熱い支持を得ているアニメーション作品。この世界を股にかける粋で痛快な物語が、斎藤栄作の脚本、河原雅彦の演出により、生バンド演奏をまじえた疾走感あふれる音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』として舞台化される。主人公の通称・エダマメこと枝村真人を演じる宮田俊哉、エダマメが行動を共にすることになる信用詐欺師(コンフィデンスマン)、ローラン・ティエリーの美弥るりか、観客を作品世界に導く舞台版オリジナルキャラクター・北大路の加藤諒をはじめ、個性豊かなキャストが大集合。熱く痛快なクライム・エンターテインメントの誕生に、いま大きな期待が集まっている。

 そんな作品で、美しく知的なFBI敏腕捜査官ポーラ・ディキンスを演じるのが仙名彩世。元宝塚歌劇団花組トップ娘役で、退団後幅広い活躍を続けている彼女が、新たな作品への意気込みや、熱気あふれる稽古の様子を語ってくれた。

原作を大切にしつつ、舞台ならではの作品に

拡大仙名彩世=岩田えり 撮影

――音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』という新たな作品へのオファーを受けた時の気持ちから教えてくださいますか?

 『コンフィデンスマンJP』の映画はとても面白く拝見していて、同じ古沢良太さんが脚本・シリーズ構成を手がける、こちらもとんでもなく面白いアニメが舞台化されるとお聞きし、まずとてもワクワクしました。同時に元々キャラクターがある作品の舞台化ですから、大きな責任も感じましたが、どんな舞台になるんだろう、楽しみだなと思ったのをよく覚えています。

――その作品に、実際に入られてみていかがですか?

 原作の世界を大切にしつつ、舞台にするからには舞台ならではの作品になるようにと、演出の河原雅彦さん、脚本の斎藤栄作さんが腐心してくださっていることがよくわかります。最初に脚本を読ませていただいた時に、純粋に「面白い!」と思えましたし、様々な変化ももちろんあるのですが、基本的には舞台セットもシンプルなんですね。そこから生のエネルギーをお客様にお伝えするにはどうしたらいいかを、皆で試行錯誤しながら創っているところです。この醍醐味はまさに舞台だからこそですし、ある意味では役者の腕の見せ所でもあるので、その楽しさを感じながら稽古に励んでいます。

拡大仙名彩世=岩田えり 撮影

――ではお稽古場の雰囲気も良く?

 とても明るいです。皆さんが前向きで、いま自分に何が必要とされているのか?を瞬時に汲み取って、その場で表現されている姿を拝見して、私も大きな刺激を受けています。河原さんの演出も、以前出演させていただいた『MIYA COLLECTION』はショー仕立ての作品でしたから、お芝居の演出を受けるのは今回が初めてなので、河原さんから改めてお芝居を学ばせていただいています。自分に対しての言葉はもちろんなのですが、共演者の方にアドバイスされている言葉もとても心に刺さるので、自分が出ていない場面のお稽古もできるだけ見ていたいですし、一つひとつを自分のこととして受け止めたいなと思っています。大きな学びのある稽古場です。

◆公演情報◆
音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』
東京:7月4日(日)~7月25日(日) 東京建物 Brillia HALL
大阪:8月4日(水)~8月8日(日) オリックス劇場
公式ホームページ
[スタッフ]
監修:古沢良太
脚本:斎藤栄作
演出:河原雅彦
[出演]
宮田俊哉
美弥るりか 加藤諒 山本千尋 仙名彩世
福本伸一 平田敦子 三上市朗 大谷亮介 ほか
 
【原作情報】
「GREAT PRETENDER」
Netflix にて見放題独占配信中
FOD ほかでも配信中
アニメ公式サイト 
 
〈仙名彩世プロフィル〉
 2008年に宝塚歌劇団に94期生として首席入団し、2017年に花組トップ娘役に就任。『仮面のロマネスク/EXCITER!!2017』、『あかねさす紫の花/Santé!!~最高級ワインをあなたに~』、『ポーの一族』など、数多くの作品に出演。2019年『CASANOVA』で宝塚歌劇団を退団。退団後の出演作品は、『シャボン玉とんだ 宇宙までとんだ』、『MIYA COLLECTION』、『ゴヤ-GOYA-』。8月には、恋を読むinクリエ『逃げるは恥だが役に立つ』、自身のサロンコンサートを控えている。現在は、栄レース『Le La Sa』の広告モデルを務めている。
オフィシャルサイト

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筆者

橘涼香

橘涼香(たちばな・すずか) 演劇ライター

埼玉県生まれ。音楽大学ピアノ専攻出身でピアノ講師を務めながら、幼い頃からどっぷりハマっていた演劇愛を書き綴ったレビュー投稿が採用されたのをきっかけに演劇ライターに。途中今はなきパレット文庫の新人賞に引っかかり、小説書きに方向転換するも鬱病を発症して頓挫。長いブランクを経て社会復帰できたのは一重に演劇が、ライブの素晴らしさが力をくれた故。今はそんなライブ全般の楽しさ、素晴らしさを一人でも多くの方にお伝えしたい!との想いで公演レビュー、キャストインタビュー等を執筆している。

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