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14歳と50代の性交発言問題。立民は「ジェンダーでバグる」から卒業を

本多平直発言を軽く済ませる党に女性議員は増えない

勝部元気 コラムニスト・社会起業家

なぜ発言した瞬間に批判の大合唱とならなかったのか

 ですが、これは本多氏個人だけの問題ではありません。たとえば、「本多議員があり得ない性的搾取を擁護する発言をしたが、他の議員から批判の大合唱となった」などと、党内で自浄作用が働いたという内容のニュースであれば、おそらく批判はもっと少なかったことでしょう。

 ところがそうはなりませんでした。報道によると、あろうことか本多議員に同調する別の50代議員すらいたようです。「その議員は誰か」「党としてその人物にも何か注意等の対応をしたのか」という情報は、6月17日現在も公表されておりません。

 さらにその後も、WTは6月3日、4日、7日と開催されたものの、相次いで否定的な意見が出続けたため、取りまとめをいったん断念しています。最終的には6月10日の政調審議会で性交同意年齢を現行の13歳未満から16歳未満に引き上げる方針が決定されたものの、インターネット上で大きな批判が起こっていなければ、決定されなかった可能性もあったでしょう。

立憲民主党の「性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム」。この日の会合に本多平直衆院議員は出席しなかった=国会内 20210607拡大6月7日に開かれた立憲民主党の「性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム」。本多平直氏は欠席した

本多議員を擁護した津村啓介議員の問題点

 Twitterでも、同党の津村啓介議員が「本多平直代議士を、私は擁護する」と述べていました。擁護の理由としては、「政府権力による規制に絶えず検証の目を向け、限界事例を長年丹念に拾ってきた本多氏の真髄も知る」ためのようです。

 ですが、

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筆者

勝部元気

勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家

1983年、東京都生まれ。民間企業の経営企画部門や経理財務部門等で部門トップを歴任した後に現職。現代の新しい社会問題を「言語化」することを得意とし、ジェンダー、働き方、少子非婚化、教育、ネット心理等の分野を主に扱う。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。株式会社リプロエージェント代表取締役、市民団体パリテコミュニティーズ代表理事。所有する資格数は71個。公式サイトはこちら

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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