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初音ミク、技術指向が開いた民族調の扉〜奇跡の3カ月(7)「雲の遺跡」「千年の独奏歌」…

「表現したいことではなく、この技術で何ができるかで作品をつくる」

丹治吉順 朝日新聞記者

民族調の決定版的な作品も

こうして切り開かれた「ボーカロイド民族調」というジャンル。その決定版的な作品も、翌2008年にyanagiさんが投稿した。(なお、今回と次回は、2007年という枠組みを大きく超えた時期も扱う。2007年に起因した出来事・現象が、同じ人々を主役にそのまま発展しているためだ。また今回に関してはもう一つ、今年2021年がKAITO15周年に当たり、そのKAITOが以下の文章で主役を務めることも理由だ)

【KAITO】千年の独奏歌(オリジナル曲)

初音ミクの一つ前の初代エンジンを使った男声版ボーカロイドKAITOが歌う「千年の独奏歌」(2008年4月27日投稿)。今でもKAITOの代表曲の一つに数えられる。

この「千年の独奏歌」も技術指向の産物だった。

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筆者

丹治吉順

丹治吉順(たんじよしのぶ) 朝日新聞記者

1987年入社。東京・西部本社学芸部、アエラ編集部、ASAHIパソコン編集部、be編集部などを経て、現在、オピニオン編集部・論座編集部。機能不全家庭(児童虐待)、ITを主に取材。「文化・暮らし・若者」と「技術」の関係に関心を持つ。現在追跡中の主な技術ジャンルは、AI、VR/AR、5Gなど。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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