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ミュージカル『ジェイミー』森崎ウィンインタビュー(下)

エンターティメントを通して希望と考えるきっかけを届けられたら

橘涼香 演劇ライター


ミュージカル『ジェイミー』森崎ウィンインタビュー(上)

僕を自然にジェイミーにしてくださる力がすごい

──大人の役どころの方達も、ミュージカル界の錚々たる顔ぶれで。

 稽古をしていてあるシーンで、ふと我に返った瞬間があって。ちょうど「ここの立ち位置をもう一度確認しましょう」ということで、ほんの短い間そのままウェイティングしていたんです。その時、僕の右側に安蘭けいさん、左側に保坂知寿さんがいらっしゃるのが鏡越しに見えた途端「宝塚のトップスターさんと、劇団四季の看板俳優さんに囲まれている!」と思って、自分でうわっ! となりました!

──あぁ、それは確かにすごい瞬間ですね!

 はい、すごいなって! 安蘭さんはとても優しい方で「ねぇ、気にしないで前を通ってね」と言ってくださるんですけれど、僕どうしても前を通れなくて!

拡大森崎ウィン=森好弘 撮影

──後ろに回ってしまう?

 そうなんです。恐縮しすぎてしまってどうしても後ろに、後ろに行ってしまう事件があって(笑)。「堂々と前を通ってよ!」と言っていただきました。他のベテランのキャストの方々とも、対峙してお芝居をさせてもらうごとにたくさんいただけるものがあって。僕が何もしなくてもいい、と言うのはとても失礼な表現かもしれませんが、相手の方のお芝居によって僕を自然にジェイミーにしてくださる。その力は本当にすごいなと思います。もう(石川)禅さんなどはほとんどエグい感じで(爆笑)「オレ、大丈夫か!?」と思うほどです。きっと劇場に入って、客席が目の前にドンと広がった時には、もっとパワフルになってくるだろうと思いますので、そこに必死に食らいついていかなければと思っています。

──それは大変な刺激になりますね!

 できる限り吸収していきたいです。

◆公演情報◆
ミュージカル『ジェイミー』
東京:2021年8月8日(日)~29日(日)  東京建物Brillia HALL
大阪:2021年9月4日(土)~12日(日)  新歌舞伎座
愛知:2021年9月25日(土)~26日(日)  愛知県芸術劇場 大ホール
公式ホームページ
[スタッフ]
音楽:ダン・ギレスピー・セルズ
作:トム・マックレー
日本版演出・振付:ジェフリー・ペイジ
翻訳・訳詞:福田響志
[出演]
森崎ウィン・髙橋颯 (WATWING)(Wキャスト)/安蘭けい
田村芽実・山口乃々華(Wキャスト)、 佐藤流司・矢部昌暉(Wキャスト)
伊藤かの子、太田将熙、川原一馬、小西詠斗、鈴木瑛美子、田野優花、フランク莉奈、MAOTO
樋口麻美、実咲凛音、永野亮比己、泉見洋平、吉野圭吾
保坂知寿、今井清隆、石川禅
 
〈森崎ウィンプロフィル〉
 2008年テレビドラマで俳優デビューし、ドラマや映画、舞台などで幅広く活躍。2020年7月1日MORISAKI WINとして、配信シングル『パレード – PARADE』でメジャーデビューを果たす。最近の出演舞台作品は、米倉涼子×城田優 エンタテインメントショー『SHOWTIME』、『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2など。2022年8月~、ミュージカル『ピピン』に出演することが決まっている。
公式ホームページ
公式twitter 

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筆者

橘涼香

橘涼香(たちばな・すずか) 演劇ライター

埼玉県生まれ。音楽大学ピアノ専攻出身でピアノ講師を務めながら、幼い頃からどっぷりハマっていた演劇愛を書き綴ったレビュー投稿が採用されたのをきっかけに演劇ライターに。途中今はなきパレット文庫の新人賞に引っかかり、小説書きに方向転換するも鬱病を発症して頓挫。長いブランクを経て社会復帰できたのは一重に演劇が、ライブの素晴らしさが力をくれた故。今はそんなライブ全般の楽しさ、素晴らしさを一人でも多くの方にお伝えしたい!との想いで公演レビュー、キャストインタビュー等を執筆している。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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