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記録があれば、1000年前の政治も分かる

過去を知り、いまを考える、「日記」というアーカイブ

有澤知世 神戸大学人文学研究科助教

藤原道長、息子の「大任」、こと細かに書く

 直筆本が現存する最も古い日記は、平安時代中期に摂関政治で栄華を極めた藤原道長の『御堂関白記(みどうかんぱくき)』(陽明文庫蔵)。国宝で国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」にも登録されている。その一部を紹介しよう。

拡大『御堂関白記』

 寛弘元(1004)年2月5日には、息子の頼道(当時13歳)が、春日社の祭りに神馬を奉納する勅使として出立する儀式の様子が記録されている。

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筆者

有澤知世

有澤知世(ありさわ・ともよ) 神戸大学人文学研究科助教

日本文学研究者。山東京伝の営為を手掛りに近世文学を研究。同志社大学、大阪大学大学院、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2017年10月から、国文学研究資料館特任助教に。「古典インタプリタ」として文学研究と社会との架け橋になる活動をした。博士(文学)。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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