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植田圭輔&田淵累生インタビュー(上)

『文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳』を舞台化

大原薫 演劇ライター

 舞台『文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳』が上演される。

 朝霧カフカ原作、春河35漫画による漫画『文豪ストレイドッグス』は中島 敦、太宰 治、芥川龍之介、中原中也など文豪の名を懐(いただ)くキャラクターたちが繰り広げる異能力アクションバトル。2017年に初めて舞台化され、今回はシリーズ第6作目となる。

 『文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳』は、15歳の太宰 治と“羊の王”と呼ばれる中原中也、のちに“双黒”として裏社会にその名を轟かす2人の出会いを描く物語だ。脚本・演出はシリーズ第1作から手掛ける中屋敷法仁。

 中原中也役を演じる植田圭輔は『文豪ストレイドッグス』シリーズ第1作から登場し、今度で4度目の出演。太宰 治役の田淵累生はシリーズ第5作『DEAD APPLE』で初登場し、今回で2度目の出演。二人に本作にかける意気込みや2.5次元舞台を演じる魅力などを伺った。

念願が叶った『太宰、中也、十五歳』への出演

植田圭輔(右)と田淵累生=中村嘉昭 撮影拡大植田圭輔(右)と田淵累生=中村嘉昭 撮影

――舞台『文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳』の上演が決まったときはどんなお気持ちになりましたか。

田淵:僕自身、原作でも好きなエピソードで、しかも植ちゃんさん(植田)と一緒にできるというのは本当に嬉しいことでした。なので、話を聞いたときはテンションが上がりまくりましたね。

植田:僕もめちゃくちゃ嬉しかったですね。『文豪ストレイドッグス』の本編からすると過去篇となるエピソードですが、アニメシリーズでもメインで取り上げていただいている内容ですし、それだけ人気のあるエピソードだと思います。嬉しい気持ちとしっかり演じさせていただかないといけないという気持ちとの両方でした。

植田圭輔=中村嘉昭 撮影拡大植田圭輔=中村嘉昭 撮影

――植田さんは舞台『文豪ストレイドッグス』に初演から出てらっしゃるので、中也と太宰の過去が明かされる『太宰、中也、十五歳』が上演されるのは感慨深かったのでは?

植田:念願が叶いましたね。自分が演じたいなと思っていたエピソードでもありましたので、自分の身体が動くうちに(笑)このターンが来てよかったなと思っています。

――植田さんは本シリーズに4度目、田淵さんは2度目の出演となります。田淵さんが第5作『DEAD APPLE』で文ステカンパニーに入ったときはどんな思いでしたか。

植田:どうですか?

田淵:僕自身、前回は初参加だったのでかなり緊張した状態で入ったのですが、キャストもスタッフもすべて含めて一つのあたたかいチームでファミリー感がありました。新しいキャストが入ったとしても、芯の部分は変わらずあたたかい環境だなというのは、毎日のように感じています。

田淵累生=中村嘉昭 撮影拡大田淵累生=中村嘉昭 撮影

――『文豪ストレイドッグス』は中屋敷法仁さんの演出でとても演劇的にアプローチしているところが作品の魅力かなと思いますが、中屋敷さんの演出で演じるということについてはいかがでしょうか。

植田:でも、中屋敷さんってあんまり何も言わないよね、実は。

田淵:はい。

植田:言わない圧みたいなのもあるんですけど。委ねてくれる部分もあるし、逆に言うと演出や見せ方、表現の仕方については、確実なプランニングがもう頭の中にあるので、それをなるだけ早く全員が読み解いてすぐに体現するっていう作業ができないといけないんじゃないかなと思って(笑)。

田淵:他の現場とはスピード感が違います。多分3倍速ぐらいで動いてるんじゃないかな。

植田:早いよね。

田淵:前回は僕が少し遅れて稽古に参加したんですが、そのときは全員が当たり前のように台本を持っておらず、「次の日に通し稽古をします」という状況だったので。

◆公演情報◆
『文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳』
東京:2021年10月5日(火)~12日(火) よみうり大手町ホール
大阪:2021年10月16日(土)~17日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホール
東京:2021年10月21日(木)~24日(日) シアター1010 大ホール
公式サイト
公式Twitter
[スタッフ]
原作:TV アニメ「文豪ストレイドッグス」
脚本・演出:中屋敷法仁
協力:朝霧カフカ・春河35
[出演]
植田圭輔、田淵累生、加藤ひろたか、夢月せら、根本正勝、伊崎龍次郎、細貝 圭 ほか

〈植田圭輔プロフィル〉
大阪府出身。2007年に俳優デビュー。今後の出演舞台は、『トキワ荘のアオハル』『ワールドトリガー the Stage』ミュージカル『ヘタリア~The world is wonderful~』MANKAI STAGE『A3!』Troupe LIVE~WINTER~など。映画は『文豪ストレイドッグス BEAST』(2022年1月公開)、MANKAI MOVIE『A3!』~AUTMUN & WINTER~(2022年3月公開)に出演。日本モルック協会2021-22年間アンバサダーに就任。
うえちゃんネル
オフィシャルtwitter

〈田淵累生プロフィル〉
秋元康プロデュース・声優オーディション番組「キミモテロッジ」に出場し、勝ち抜いた五人で「ハイスクールチルドレン」を結成。2019年俳優デビュー。6月よりVOYZBOYとしての活動もスタートする。主な舞台出演作品は、『弱虫ペダル』SPARE BIKE篇~Heroes!!~、『刀剣乱舞』維伝 朧の志士たち、Rock Opera『R&J』、『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-など。11月に舞台『プレイタの傷』への出演が決まっている。
公式ホームページ
公式twitter

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筆者

大原薫

大原薫(おおはら・かおる) 演劇ライター

演劇ライターとして雑誌やWEB、公演パンフレットなどで執筆する。心を震わせる作品との出会いを多くの方と共有できることが、何よりの喜び。ブロードウェー・ミュージカルに惹かれて毎年ニューヨークを訪れ、現地の熱気を日本に伝えている。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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