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細木数子さんと瀬戸内寂聴さんをいっしょにしてはアカンだろうと思う理由

青木るえか エッセイスト

細木数子さんのソース味ニンジンきんぴらをつくってみたら……

 で、一方の細木さんである。

 私はこの人がテレビに出ているのも嫌いだった。えらそうな放言。地獄に堕ちるわよの決め台詞。占い師をそもそも信用できない上にこのえらそうな振る舞いで、おまけにやたら売れていてテレビに出る。

11月8日に亡くなった占い師の細木数子さん。享年83拡大11月8日に亡くなった細木数子さん。享年83
 ただ、時々テレビで料理してみせることがあって、いまだに忘れられないのが「ニンジンのきんぴら、味つけはソース」ってやつ。ありえんだろうと思いながらも、何か気になってつくってしまったところ、ソースなのにきんぴらなので、しかし酸味もうまいぐあいにあって美味しかったのである。

 私が細木さんの名前をはじめて知ったのが、確か週刊新潮に載っていた記事で、「認知症になった安岡正篤につけこんで婚姻届を勝手に出した毒婦」的な紹介をされていた。安岡正篤は人も知る「自民党政治家の精神的指導者」で、私は自民党を支持しない者なので、精神的指導者がこんなのにひっかかったというので「へー、それはそれは」などと嗤っていた。

 その後、細木さんがやたらテレビに出るようになって、「え! あの、安岡正篤とムリヤリ結婚したあの細木数子という人が! いいのか!」とずっと驚いていたのだ。細木さんの所業は、今どきの陰謀論なら、自民党に消されてもしょうがないぐらいではないのか。

 しかし、このニンジンのソース味きんぴらを食べてみて

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筆者

青木るえか

青木るえか(あおき・るえか) エッセイスト

1962年、東京生まれ東京育ち。エッセイスト。女子美術大学卒業。25歳から2年に1回引っ越しをする人生となる。現在は福岡在住。広島で出会ったホルモン天ぷらに耽溺中。とくに血肝のファン。著書に『定年がやってくる――妻の本音と夫の心得』(ちくま新書)、『主婦でスミマセン』(角川文庫)、『猫の品格』(文春新書)、『OSKを見にいけ!』(青弓社)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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