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「NiziU」を見習うことが、投票率向上と野党支持拡大のヒケツですよ

野党はまず自分たちの組織を改革してロールモデルになろう

勝部元気 コラムニスト・社会起業家

「言行不一致」によって公約の信用性が疑われている

 また、“公約違反”のようなことをする国会議員が絶えないのも問題です。旧立憲民主党以来の離党者・除籍者を振り返ると、青山雅幸氏(セクハラ問題で離党)、初鹿明博氏(強制わいせつ問題で離党)、高井崇志氏(緊急事態宣言中のセクシーキャバクラ通いで除籍処分)、本多平直氏(「14歳と50歳の性交発言」で離党)等、ジェンダー関連の問題を起こして離党した議員が非常に多く目立ちます。

強制わいせつの疑いで書類送検されたことについて、取材に応じ、頭を下げる立憲民主党の初鹿明博衆院議員=2019年12月17日20191217拡大強制わいせつの疑いで書類送検されたことについて謝罪する立憲民主党の初鹿明博衆院議員(当時)=2019年12月17日

 総選挙で立候補を予定していた新人も、「JKを視姦」「幼女誘拐の才能がある」など、性犯罪的な内容をつづった過去のSNS発言が問題視され出馬を断念しました。他にも、「SEX中に相手の同意を得て首を締めて殺しても違法性はない」と投稿していた候補者がいたり、立憲も推薦した野党統一候補が当選直後にジェンダーに絡む発言で大きな批判を浴びるなど、明らかにこの問題は「鬼門」と言ってよいでしょう。

 このような「言行不一致」が続けば、有権者から「ジェンダー平等」という公約の信用性が疑われても致し方ないのではないでしょうか。

 立憲民主党をはじめとする野党が、選択的夫婦別姓を公約として大々的に掲げつつも総選挙で敗北したため、一部の政治家や識者が「ジェンダーは票につながらない」と語っています。ですがむしろ、「数々の問題行動によってジェンダー票が逃げている、潜在票も掘り起こせていない」というのが実態として正しいのではないでしょうか。

男性議員は家事育児分担で「ロールモデル」になろう

 その一方で、ここにヒントがあるとも思います。政権を握っておらずとも、自分たちの組織内を大きく変えることで、野党という立場のままでも「実績」をアピールすることができるケースもあるわけです。

 それはジェンダーに限った話ではありません。たとえば、長時間労働の

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筆者

勝部元気

勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家

1983年、東京都生まれ。民間企業の経営企画部門や経理財務部門等で部門トップを歴任した後に現職。現代の新しい社会問題を「言語化」することを得意とし、ジェンダー、働き方、少子非婚化、教育、ネット心理等の分野を主に扱う。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。株式会社リプロエージェント代表取締役、市民団体パリテコミュニティーズ代表理事。所有する資格数は71個。公式サイトはこちら

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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