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『銀河鉄道999 THE MUSICAL』で星野鉄郎を演じる!中川晃教インタビュー(下)

幸せを探している人間の代表が星野鉄郎

橘涼香 演劇ライター


中川晃教インタビュー(上)

それぞれのキャラクターが物語の骨格につながっていく

──今回はまた、メーテル役の神田沙也加さんをはじめとして、豪華な新キャストの方々もたくさん揃われていますが。

 今回、神田沙也加さんのメーテルと中川の星野鉄郎が旅に出る。このカップリングで『I LOVE YOU, YOU'RE PERFECT, NOW CHANGE』で共演した、2011年のことを思い出してくださるお客様もいらっしゃるかなと思っていて。個人的にもあの日から時を越えて、神田さんと共演できるというのは、驚きであり感動ですね。また他のキャストの皆様がこれまでに培われてきたものが、この作品をより輝かせてくださると思います。一緒に作っていくという部分がたくさんある作品で、皆さんが演じるそれぞれのキャラクターが、物語そのものの骨格につながっていくんです。そういった部分を含めた設計図というのが作品にあるので、キャラクターのなかに、演じられる皆さんの実力や魅力が重なった時に、すごく良いものになると思います。ですから是非大きな視野を互いに持ちながら、共に良いものを作っていきたいです。

中川晃教=岩田えり 撮影〈ヘアメイク :松本ミキ/スタイリスト:KAZU(Ten10)〉拡大中川晃教=岩田えり 撮影〈ヘアメイク :松本ミキ/スタイリスト:KAZU(Ten10)〉

──ビジュアル撮影は皆さん別々だったのですか?

 別々でした。ですから僕も新ビジュアルが解禁になったところで、皆さんの姿を拝見したので、テンションが上がりましたね。

──中川さんご自身は、星野鉄郎のお衣装に、三度袖を通していかがでしたか?

 サイズが変わっていなくて良かったなとまず思いましたけれども(笑)やっぱり衣装とカツラと靴を身に着けたことで、一気に星野鉄郎のスイッチが入りました。闘志が燃えるというのかな。特に実際の撮影の時にはそこまで意識していなかったのですが、出来上がったものを改めて見た時に、鉄郎の目の中に希望と期待と夢と同時に、微かな絶望も感じたんです。鉄郎は機械の体を手に入れたいと思って旅に出たんですが、わりに早い段階で機械化人に対してネガティブなものを感じてもいるんですね。機械の体を持つことは本当にいいことなのだろうか?という疑問を持つんです。そこに軽い絶望感みたいなものを帯びている目をするんだなって。自分で意識したわけではないのに、衣装とあのカツラをつけてカメラの前に立った時に、それが自然に滲むというのは、やっぱりこれまで星野鉄郎を演じてきた余裕というか、蓄積が蘇ってきたんだなっていうのは感じました。

◆公演情報◆
『銀河鉄道999 THE MUSICAL』
東京:2022年4月8日(金)〜18日(月) 日本青年館ホール
☆チケット販売スケジュール
主催者先行:2021年12月22日(水)23:59まで受付
各種プレイガイド先行:2021年12月25日(土)より順次
一般発売:2022年1月29日(土)10:00
公式ホームページ
公式Twitter
[スタッフ]
原作:松本零士
脚本・作詞:高橋亜子
演出:小山ゆうな
音楽監督:ミッキー吉野(ゴダイゴ)
[出演]
中川晃教(星野鉄郎)
神田沙也加(メーテル)
佐藤流司(機械伯爵)
梅田彩佳(クレア)
徳永ゆうき(車掌)
藤岡正明(大山トチロー)
矢沢洋子(リューズ)
松本梨香(プロメシューム)
北翔海莉(クイーン・エメラルダス)
三浦涼介(キャプテン・ハーロック)
ほか

〈中川晃教プロフィル〉
2001年、自身が作詞作曲した「I Will Get Your Kiss」でデビュー。同曲にて第34回日本有線大賞新人賞を受賞。2002年ミュージカル『モーツァルト!』でタイトルロールを演じ、第57 回文化庁芸術祭賞演技部門新人賞、第10 回読売演劇大賞優秀男優賞、杉村春子賞を受賞。以後、音楽活動と並行し数々のミュージカルに出演。2016年にはミュージカル『ジャージー・ボーイズ』にて天使の歌声と称されるフランキー・ヴァリ役を演じ、第24 回読売演劇大賞、最優秀男優賞を受賞。2022年6月に『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』、2022年秋に『ジャージー・ボーイズ』へ主演することが決まっている。
★公式ホームページ
★公式twitter

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筆者

橘涼香

橘涼香(たちばな・すずか) 演劇ライター

埼玉県生まれ。音楽大学ピアノ専攻出身でピアノ講師を務めながら、幼い頃からどっぷりハマっていた演劇愛を書き綴ったレビュー投稿が採用されたのをきっかけに演劇ライターに。途中今はなきパレット文庫の新人賞に引っかかり、小説書きに方向転換するも鬱病を発症して頓挫。長いブランクを経て社会復帰できたのは一重に演劇が、ライブの素晴らしさが力をくれた故。今はそんなライブ全般の楽しさ、素晴らしさを一人でも多くの方にお伝えしたい!との想いで公演レビュー、キャストインタビュー等を執筆している。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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