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黒谷友香さんインタビュー(上)、舞台『あの子より、私。』出演

終演後には違った考え方で自分の心の中を見つめるはず

中本千晶 演劇ジャーナリスト


 『あの子より、私。』…誰もが心でつぶやいたことがありそうな一言をタイトルにした舞台が、年明け1月15日から上演される(27日まで、東京・よみうり大手町ホール/2月5・6日 大阪・サンケイホールブリーゼ)。脚本・演出は、演劇ユニット「艶∞ポリス」を主宰する岸本鮎佳である。

 とあるリゾート地の別荘見学会で繰り広げられる群像劇である。そこに集まったのは、世間ではいわゆる「成功者」とみなされるような人ばかりだ。

 カリスマ美容家として活躍する夕美は、学生時代からずっと会っていなかった旧友・楓と思いがけない再会をする。そこで飛び交う会話から、「成功者たち」とその家族、それぞれの本音が垣間見え始める。

 スターファイルでは、仕事にも家庭にも恵まれ、誰もが憧れる存在である主人公・夕美を演じる黒谷友香さんにお話をうかがった。滑り出し快調だというお稽古場の雰囲気や、夕美という女性に対する印象、そして、誕生日を迎えたばかりの今、思うことなど、率直に語ってもらった。

会話のキャッチボール、整理してお稽古に挑んでいます

黒谷友香=宮川舞子 撮影拡大黒谷友香=宮川舞子 撮影

──私も脚本を読ませていただきましたが、とても面白くて、一気に読んでしまいました。

 脚本、じつは第二稿で少し変わったんです。面白くなっています!(笑)

──私が読んだのは第一稿でしたが、どういうところが変わったのですか?

 現在と過去の夕美と楓が登場する最後の場面の見せ方が大きく変わりました。それで印象もだいぶ変わったと思います。 詳しくは観てのお楽しみですが、最後にうまくまとまって、お客さまも納得できるんじゃないかな。 いい流れになっている感じがしています。

──着々とバージョンアップしている感じなのですね。

 そうですね。一昨日からお稽古が始まりましたが、群像劇の中のお互いの会話のキャッチボールをわかりやすく整理する時間があったんです。たとえば「このセリフの意味はこう」「この役のキャラクターはこんな感じ」とか「この役の人のこういう性格が、この役の人にとっては嫌で」「この役の人にとっては良くて」とか。役としてのお互いの関係性がわかってきたので、まだ3日目ですけど、キャストの距離感は最初からすごく近いんですよ。 仲がいいです(笑)

黒谷友香=宮川舞子 撮影拡大黒谷友香=宮川舞子 撮影

──お稽古の最初の段階で、そういう時間が設けられるのは面白いですね。

 おかげで物語の大きな流れとそれぞれの役どころが、この二日間で見えてきました。シーンごとに、もう少し細かいことを詰めていくのが今日からですね 。

◆公演情報◆
『あの子より、私。』
東京:2022年1月15日(土)~1月27日(木)  よみうり大手町ホール
大阪:2022年2月5日(土)・2月6日(日) サンケイホールブリーゼ
公式ホームページ
公式Twitter
[スタッフ]
作・演出:岸本鮎佳
[出演]
黒谷友香、基俊介(IMPACTors/ジャニーズJr.)、遊井亮子、松岡依都美、しゅはまはるみ、古屋隆太、異儀田夏葉、村上穂乃佳、小林万里子
ピアニスト:高木里代子


〈黒谷友香プロフィル〉
雑誌「mcSister」の専属モデルを経て1995年に女優デビュー。以降、映画・ドラマ・舞台・CM・雑誌など幅広いジャンルで活動中。主な出演作品に映画『TANNKA短歌』、『極道の妻たちNeo』、NHK連続テレビ小説『カーネーション』、TX『トカゲの女警視庁特殊犯罪バイク班』シリーズ、舞台『熱海殺人事件』、『画狂人北斎』などがある。
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筆者

中本千晶

中本千晶(なかもと・ちあき) 演劇ジャーナリスト

山口県出身。東京大学法学部卒業後、株式会社リクルート勤務を経て独立。ミュージカル・2.5次元から古典芸能まで広く目を向け、舞台芸術の「今」をウォッチ。とくに宝塚歌劇に深い関心を寄せ、独自の視点で分析し続けている。主著に『タカラヅカの解剖図館』(エクスナレッジ )、『なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか』『宝塚歌劇に誘(いざな)う7つの扉』(東京堂出版)、『鉄道会社がつくった「タカラヅカ」という奇跡』(ポプラ新書)など。早稲田大学非常勤講師。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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