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雪の世界、日本最古の映画館でうなる

新潟の高田世界館、門付け芸にも思いをはせて

玉川奈々福 浪曲師

映画と実演の旅、雪の上越へ

 立春は過ぎましたが、寒さは厳しいですね。お見舞い申し上げます。今年初の旅日記です。

 疫病猖獗(しょうけつ)いまだ収まらぬなか、今年はどれくらい旅ができるかなあと思いつつ。

 昨年末の、仕事おさめも、旅でした。

 一昨年から毎年開催していただいている「浪曲映画祭」。

 映画の源に語り芸あり。さまざまな形で浪曲と縁のある映画を集め、実演と合わせるこの企画。昨年は地方公演もたくさんありました。

 1月には、松本市のまつもと市民芸術館と沖縄は那覇市の桜坂劇場。

 2月に川崎市の川崎アートセンター。

 9月は大分市のシネマ5で公演したあと、熊本市のDenkikan。

 10月には山口市、山口情報芸術センター。

 11月は高崎市の高崎電気館と尾道市のシネマ尾道、鹿児島市のガーデンズシネマ。

 12月は横浜市のシネマリンと、そして、年末28日に開催されたのが、新潟の上越市・高田世界館での「映画×浪曲」でした。

 12月28日。年末で混み始めていた北陸新幹線。一行は3人。奈々福と、曲師の沢村豊子師匠、後見として豊子師匠の三番弟子の沢村まみ。長野までは「なんだ、そんなに雪降ってないじゃない」と思っていたのに、長野を過ぎたとたんに、風景が変わりました。

 車窓が一面真っ白に。

 雪深い上越妙高の駅に降り立ち、お迎えの車に乗って着いた「高田世界館」は、日本で一番古い映画館で、百年以上の歴史があるそうです。

拡大雪の中の高田世界館=新潟県上越市

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筆者

玉川奈々福

玉川奈々福(たまがわ・ななふく) 浪曲師

横浜市生まれ。出版社の編集者だった94年、たまたま新聞で浪曲教室のお知らせを見て、三味線を習い始め、翌年、玉川福太郎に入門。01年に曲師から浪曲師に転じ、06年、玉川奈々福の名披露目をする。04年に師匠である福太郎の「徹底天保水滸伝」連続公演をプロデュースして大成功させて以来、数々の公演を企画し、浪曲の魅力を広めてきた。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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