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『ラ・マンチャの男』最終章【上】 異色のミュージカル53年の歩み

東宝ミュージカル黎明期の挑戦

山口宏子 朝日新聞記者

複雑で深遠、異色のミュージカル

 明るく楽しいミュージカルコメディーが主流だった時代に、『ラ・マンチャの男』は異色の舞台だった。いや、ミュージカルで様々なテーマや手法が試みられている現代においても、これほど複雑な構造と深いテーマを持つ作品は珍しい。

 セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』を踏まえているが、物語をそのまま芝居にしたわけではない。

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筆者

山口宏子

山口宏子(やまぐち・ひろこ) 朝日新聞記者

1983年朝日新聞社入社。東京、西部(福岡)、大阪の各本社で、演劇を中心に文化ニュース、批評などを担当。演劇担当の編集委員、文化・メディア担当の論説委員も。武蔵野美術大学・日本大学非常勤講師。共著に『蜷川幸雄の仕事』(新潮社)。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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