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人形浄瑠璃の地へ【徳島編】女流義太夫との競演

「女の情念」を二様の語り芸で

玉川奈々福 浪曲師

徳島の農村舞台は人形仕様

 今回徳島に行くのは6回目でした。そのうち2回はプライベートの旅行で、1度は、6年前。上勝町に阿波番茶の収穫のアルバイトに行きまして(……なにやってんだとお思いでしょうが。お茶好きが高じまして)、もう1度は3年前、瀧マニアと芸能マニアが高じて、滝と農村舞台めぐりのために、徳島に行ったんです。

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筆者

玉川奈々福

玉川奈々福(たまがわ・ななふく) 浪曲師

横浜市生まれ。出版社の編集者だった94年、たまたま新聞で浪曲教室のお知らせを見て、三味線を習い始め、翌年、玉川福太郎に入門。01年に曲師から浪曲師に転じ、06年、玉川奈々福の名披露目をする。04年に師匠である福太郎の「徹底天保水滸伝」連続公演をプロデュースして大成功させて以来、数々の公演を企画し、浪曲の魅力を広めてきた。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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