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人形浄瑠璃の地へ【島根編】最古の形を残す益田の糸操り

海の上の神社、「ご神体=人形」に思いをはせる

玉川奈々福 浪曲師

荒波の中に「衣毘須神社」が見えた

 窓の外は冬の日本海。曇天の下、さまざまな青が入り混じり、風にあおられて激しく砕け散っています。

 海岸近くの駐車場で車を降り、みぞれ交じりの中を、衣毘須神社めがけて、速足で歩きます。

 「見えた!」

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筆者

玉川奈々福

玉川奈々福(たまがわ・ななふく) 浪曲師

横浜市生まれ。出版社の編集者だった94年、たまたま新聞で浪曲教室のお知らせを見て、三味線を習い始め、翌年、玉川福太郎に入門。01年に曲師から浪曲師に転じ、06年、玉川奈々福の名披露目をする。04年に師匠である福太郎の「徹底天保水滸伝」連続公演をプロデュースして大成功させて以来、数々の公演を企画し、浪曲の魅力を広めてきた。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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